パナソニックとソフトバンクは10月31日、省電力広域無線通信技術「LPWA(Low Power Wide Area)」の1つである「NB-IoT(Narrow Band IoT)」を活用した常時接続IoT家電の実用化に向け、商用環境下で実証実験を実施すると発表した。

今回の実証実験は、ソフトバンクが商用環境での接続試験に成功した高セキュリティの「NIDD(Non-IP Data Delivery)」技術を用いて大阪で開始する。

今回の実証実験では、IoTデバイスにIPアドレスを割り当てずにデータ通信を行うことができるNIDDを使用し、LTE通信規格であるNB-IoTで検証を行う。

これにより、IoT家電向けに高セキュリティなネットワークを構築することができるという。NIDDは、従来のデータ通信時に付加的に必要となるヘッダー情報などのデータが削減されることにより、通信に必要な電力を抑えられ、バッテリーを長持ちさせることができるほか、広いエリアをカバーすることを可能としている。