インターネットイニシアティブ(IIJ)は22日、ユーザーのオンプレミスの環境からクラウドサービスへのシステム移行をシームレスに実現する「IIJ GIO移行ソリューション」の提供を開始した。

  • 「IIJ GIO移行ソリューション」イメージ図

    「IIJ GIO移行ソリューション」イメージ図

同ソリューションは、オンプレミスのVMware環境をIIJのクラウドサービス「IIJ GIO」へシステム移行を実現するもの。

移行先となるVMware基盤のクラウドサービス「IIJ GIOインフラストラクチャーP2 仮想化プラットフォーム VWシリーズ(以下、IIJ GIO VWシリーズ)」に加えて、低負荷でリアルタイムのレプリケーションを実現するZertoの移行ツール「Zerto Virtual Replication」、さらにIIJエンジニアによる「移行作業」をワンストップで提供する。

オンプレミスにあるシステムをそのままクラウド環境に複製し、同期。移行までの間、両システム間をリアルタイムで同期することで、移行時のダウンタイムを極小化し、サービスや業務停止の時間を最小限に抑えられる。移行や複製にかかる設計、検証から構築、運用までトータルに支援するため、オンプレミスからクラウドサービスへの移行を容易に実現する。

同サービスは、「サーバ(VMware vSphere ESXiサーバ)」、「ストレージ(データストア)」、「ネットワーク(VM通信ネットワーク)」の3つのリソースを自由に組み合わせることが可能で、サーバが月額118,000円から、ストレージは月額5,000円から、ネットワークは月額2,000円から(いずれも価格は税別)。

移行ツールには「Zerto Virtual Replication」を利用し、移行期間のみVM数単位で月額費用(税別7,200円/VM)が発生する。

また、移行作業の価格は作業範囲に応じて、Basic、Standard、Premiumの3つのメニューが用意され、Basicは49,800円/VM、Standardが99,800円/VM、Premiumが198,000円/VM(いずれも価格は税別)となっている。