映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』(10月26日公開)のプレミア上映会が4日、都内で行われ、波瑠、西島秀俊、岡山天音、深水元基、中村倫也、濱田マリ、柄本明、波多野貴文監督が登場した。

  • 左からくまモン、柄本明、深水元基、岡山天音、波瑠、西島秀俊、中村倫也、濱田マリ、波多野貴文監督

    左からくまモン、柄本明、深水元基、岡山天音、波瑠、西島秀俊、中村倫也、濱田マリ、波多野貴文監督

同作は、小森陽一による小説『オズの世界』を実写化。彼氏と同じ超一流ホテルチェーンに就職した波平久瑠美(波瑠)は、地方の遊園地グリーンランドへの配属辞令を受けてふてくされるが、“魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ上司・小塚慶彦(西島)と個性的な従業員たちに囲まれる日々を過ごすうち、少しずつ働くことの楽しさ・やりがいに気づいていく。

実際に熊本の遊園地・グリーンランドで撮影されたが、波瑠は「本当に広くて、アトラクションの数もありますし、空き時間に乗りに行ったけど全然遊びきれなかった」と振り返る。第二子誕生を祝福されていた西島も、「営業中にずっと撮影させていただいていたので、実際はお客様がいて、待っていただいたり。食事に行くすると、『西島さん、オレオレ! さっき待ってたの!」と話しかけられて『わあ、すいません! ありがとうございました! みたいな感じ」とフレンドリーな様子を明かした。

キャスト陣は実際の制服を着て撮影していたため、岡山は「僕はよく、アトラクションの場所聞かれましたね」と、完全に従業員と間違えられていたという。「僕もよくわからないので、『待っててください』と言って、事務所で場所を聞いて、『あっちらしいです』というやり取りが何回かありましたね」ときちんと対応していた様子。深水は「僕は気を使って、上着を絶対着替えてました」、濱田は「乗り物には乗りませんでした『私、スタッフやし』と思って、妙にプロ根性が芽生ええてしまって」とそれぞれ過ごし方を説明した。

柄本も「しょっちゅう間違えられてました。『写真撮ってください』とか、『あそこはどこですか』とか」と語り、しまいには「わざと間違えられようと思ってずっと立ってたりして、そうすると色々聞いてくる人がいましたね」と従業員ライフを楽しんでいたよう。一方、従業員チームではなかった中村は、「空き時間に回りましたよ。動物ふれあい広場があったので、1時間くらいベンチに座ってソフトクリームを食べながら、鴨とフラミンゴをずっと見てました」と振り返った。

舞台挨拶の最後には、熊本のゆるキャラ・くまモンが花束を持って登場し、波瑠は久々の再会に「熊本からはるばる来てくださったんですね。すいません、ありがとうございます」と丁寧に感謝。くまモンは、はける際に波瑠とハイタッチし、西島、中村、濱田から順番に抱きつかれていた。