Microsoftは米国時間2018年9月28日、MS-DOS 1.25および2.0をオープンソースとして公開したことを公式ブログで発表した。各ソースコードはMITライセンスでGitHubから入手可能。ファイル内容は2014年3月に同社がMS-DOS 1.25および2.0をComputer History Museumと共有したものと同じである。

  • GitHub上のMS-DOS 1.25/2.0

    GitHub上のMS-DOS 1.25/2.0

Microsoftは、「ソースファイルは歴史的な参照目的で公開した。以下のような特徴がある」(Microsoft Senior Product Manager, Rich Turner氏)とOS開発に興味を持つ技術者へ参照をうながした。
* すべてのソースは8086アセンブリコードで記述されている。
* 86-DOSのファーストリリースは1980年12月29日頃。
* オリジナルのMS-DOSコマンドラインシェル(COMMAND.ASM)を確認すると、MS-DOS 1.25は1983年5月9日頃。 * MS-DOS 2.0は1983年8月3日頃から開発が始まり、100を超えるアセンブラファイルには、興味深いドキュメントファイルが点在している。

阿久津良和(Cactus)