シグマは9月25日(現地時間)、ドイツ・ケルンで開催されているカメラ展示会「フォトキナ2018」の会場で、デジタル一眼用の新しい交換レンズ5本の開発を発表した。いずれも、描写性能を重視した高画質モデルで、他社にはない焦点距離をカバーした新趣向のレンズも用意する。価格や発売日は未定。

28mm F1.4 DG HSM

広角レンズを代表する28mmの焦点距離で、F1.4の明るさを持つArtラインの高画質レンズ。本体は防塵防滴構造となる。最短撮影距離は28cm。フィルター径は77mmで、フードはロックスイッチ付きとなる。最大径×長さは82.8×107.7mm、重さは未定。シグマ用、ニコン用、キヤノン用、ソニーEマウント用を用意する。価格や発売日は未定。

  • 28mm F1.4 DG HSM

40mm F1.4 DG HSM

映像撮影用のシネレンズに要求される画角や性能を持つ高画質レンズ。重さは1,200gもあるが、5,000万画素を超える超高画質カメラの解像力にも耐える光学設計にしたという。本体は防塵防滴構造となる。最短撮影距離は40cm。フィルター径は82mmで、フードはロックスイッチ付きとなる。最大径×長さは87.8×131mm、重さは1,200g。シグマ用、ニコン用、キヤノン用、ソニーEマウント用を用意する。価格や発売日は未定。

  • 40mm F1.4 DG HSM

56mm F1.4 DC DN

APS-Cサイズの撮像素子を持つデジタル一眼用の中望遠レンズ。Artラインの高画質レンズに匹敵する描写性能と小型軽量を両立した。本体は防塵防滴構造となる。最短撮影距離は50cm。フィルター径は55mm。最大径×長さは66.5×59.5mm、重さは280g。マイクロフォーサーズ用、ソニーEマウント用を用意する。価格や発売日は未定。

  • 56mm F1.4 DC DN

60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM

10倍ものズーム比を持ち、60~600mm相当を広くカバーする高倍率ズームレンズ。手ぶれ補正は最新のアルゴリズムを採用したIntelligent OSで、補正効果は約4段分。マグネシウムなどの素材を用いることで、堅ろう性を確保しつつ軽量化を図った。本体は防塵防滴構造となる。

最短撮影距離は60~260cm。フィルター径は105mm。最大径×長さは120.4×268.9mm、重さは2,700g。価格は税別25万円で、発売日はシグマ用とキヤノン用が10月12日、ニコン用が10月26日。

  • 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM

  • 広角端にした状態

  • 望遠端にした状態

70-200mm F2.8 DG OS HSM

プロの必須レンズといえるF2.8通しの望遠ズームレンズ。本体にマグネシウムを積極的に採用することで、軽量化を図った。本体は防塵防滴構造。手ぶれ補正は、全方向の流し撮りに対応するIntelligent OSを採用。最短撮影距離は120cm。フィルター径は82mmで、フードはロックスイッチ付きとなる。最大径×長さは94.2×202.9mm、重さは1,805g。シグマ用、ニコン用、キヤノン用を用意する。価格や発売日は未定。

  • 70-200mm F2.8 DG OS HSM