10月1日にスタートする日本テレビの新情報番組『バゲット』(毎週月~木曜10:25~ ※関東ローカル)。MCは青木源太アナと尾崎里紗アナ、脇を固める出演者も日テレのアナウンサーのみという異例の陣容だが、その狙いとは…。

  • 001のalt要素

    (左から)杉野真実アナ、藤井恒久アナ、青木源太アナ、ラルフ鈴木アナ、尾崎里紗アナ、杉上佐智枝アナ、中野謙吾アナ

焼き立てのおいしいバゲット(=パン)のような気分が上がるエンタメニュースや生活情報、時事ネタを届けていくという新番組。MCにビビる大木と岡田圭右、曜日レギュラーもジャニーズアイドルや芸人など、タレントぞろいで現在放送中の『PON!』から、局アナのみの『バゲット』は大きく方針転換を図ることになる。

このほど行われた記者会見で、青木アナは「出演者はアナウンサーだけということで、どんな番組になるんだろうという多少の不安も実際にあったんですけど、やっぱりアナウンサーというのは、情報をシンプルに丁寧に正確に伝えるというのが仕事なので、その原点に立ち返りたいとあらためて思っております」と説明。「それぞれのアナウンサーは、個性や特技や資格がありますので、それを入り口にして、情報をシンプルに伝えることができれば」と、“シンプルに伝える”ことを繰り返し強調した。

中谷聡プロデューサーは「50人以上アナウンサーがいる中で、せっかく関東ローカルの番組なので、日本テレビの持てる力を全部出してみたらどうか、という上からのアドバイスもあり、やってみようかとなりました」と背景を説明。演出の石村修司氏は「“生活者ファーストの情報番組”が大テーマの中で、情報を伝えるのはアナウンサーが一番うまいので、出演者は全員アナウンサーでいいんじゃないか」と狙いを明かした。

同局では、『24時間テレビ』や『箱根駅伝』など、社内全体で盛り上がる場面が多く、おのずとアナウンサー同士の連携が強固なのだそう。会見には、藤井恒久アナ、ラルフ鈴木アナ、杉上佐智枝アナ、中野謙吾アナ、杉野真実アナも出席したが、互いのやり取りでツッコミを入れあったりと、チームワークの良さが垣間見えた。

番組の横軸展開としては、東京都内の公園を中心に、アナウンサーが取材して街ロケする企画を想定中。中谷プロデューサーは「例えば、2020年に向けて外国から観光客が来る時に、東京の魅力はスカイツリーとか東京タワーだけじゃなくて、日比谷公園や芝公園といった街場の公園にだって見どころはいっぱいあるんだということをお伝えできないかと考えています」と話している。

もちろん、ゲストとしてはタレントも出演予定。スタジオは、これまで『PON!』が放送してきた汐留のガラス張りスタジオ「ゼロスタジオ」ではなく、「マイスタジオ」を使用する予定だ。