カシオ計算機は8月29日(現地時間)、ドイツのベルリンで開催中のIFA2018にて、プレスカンファレンスを開催。OSにGoogleのWear OSを採用したスマートウオッチの新製品「PRO TREK Smart WSD-F30」(以下、WSD-F30)を発表した。

  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30

    PRO TREK Smart WSD-F30

WSD-F30は、現行モデル「WSD-F20」に加わるラインナップだ(WSD-F20も継続販売)。欧州での価格は549ユーロ、発売は2019年1月ごろの予定となっている。カラーバリエーションは、オレンジ、ブルー、ブラックの3色だ。

  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • オレンジ

  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • ブルー

  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30
  • ブラック

現行モデルのWSD-F20とのおもな違いは、フェイスサイズが小さくなったこと(縦横とも3.9mmも小さくなった)、ディスプレイサイズが1.32インチから1.2インチになったこと、厚さが0.4mm薄くなったことなど。

機能面での進化も大きい。新しい動作モード「エクステンドモード」では、GPS機能とオフライン地図機能だけを有効にすることで、1日8時間の使用において丸3日間のバッテリー駆動時間を実現した。ほかにも、2層構造のモノクロディスプレイ部分に、時刻や日付だけでなく、高度、気圧、方位をまとめて表示するようになった。またひとつ、アウトドアウオッチ「PRO TREK」のファクターを身に付けたといえるだろう。このモノクロ表示だけなら、約1カ月間のバッテリー寿命だ。

  • カシオ計算機の山下和之氏

    カシオ計算機の山下和之氏

  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30

    WSDシリーズの進化

カンファレンスでスピーチしたカシオ計算機の山下和之氏は、WSDシリーズの歴史や特徴を簡単にまとめたのち、WSD-F30が備える「3つのアドバンテージと価値」を強調。すなわち、上述した「デザイン」「2層構造のディスプレイとモノクロ表示の進化」「エクステンドモードによる3日間のバッテリー駆動」だ。WSD-F20ユーザーからの要望としてもっとも大きかったのが、小型化とバッテリーの持ちだったという。

また、従来と変わらぬ「バリュー(価値)」として、米国国防総省の調達基準「MIL-SPEC準拠、ウェアラブルMAP(スマホと連携せずにWSD-F30だけで地図を利用可能)、多彩なアプリを紹介。カシオが誇る耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の技術をフィードバックしたタフネス性能などもからめつつ、「WSD-F30によってPRO TREK Smartはネクストステップへと進む」と、オーディエンスに向かって強く語った。

  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30

    WSD-F30のアドバンテージ

  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30

    デザインやタフネス

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    省電力なマルチタイムピースモード

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    バッテリー性能を高めた

  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30

    世界的にもメジャーなスポーツ系アプリと協力体制を築いている

  • カシオ、PRO TREK Smart WSD-F30

    WSD-F30の新しい価値と、従来モデルから受け継がれる価値