ニューエイジエアラインのベトジェットエア(拠点: ベトナム)は7月20日、ファンボロー国際航空ショーにてボーイング民間航空機部門と127億米ドルに相当する同社のB737MAXを100機発注することで、契約を締結した。この契約により、ベトジェットエアはアジア最大のMAX10の顧客になる。

  • ベトジェットエアはファンボロー国際航空ショーにて、B737MAXを100機発注することで契約を締結

    ベトジェットエアはファンボロー国際航空ショーにて、B737MAXを100機発注することで契約を締結

B737MAXは優れた燃費性能を誇り、最新のエンジン、テクノロジーを搭載している。その中でも、MAX10は最大で230席を配置することができ、1席当たりのコストが最も低い機体となる。ベトジェットはこの新たな発注をきっかけに、アジア太平洋地域および世界中の航空連合のキャリアの発展に寄与し、また、2025年までの航空機材の同期・近代化、燃費効率の更なる向上を期待している。この契約はまた、ベトナムとボーイング社の本拠地であるアメリカとの間の貿易回転率にも寄与する見通しとなっている。

今回の契約に関しボーイング民間航空機部門の社長兼CEOのケビン・マカリスター氏は、「ボーイング社は、新しい737MAX10の顧客としてベトジェットエアを迎え、よりパートナーシップを深められたことを光栄と思っております。本日のベトジェットエアからの追加発注の締結は、737MAXシリーズの性能の優秀さの証明だと思っております」とコメントしている。

この締結の一環としてボーイング民間航空機部門は、ベトナムにおいて数々の戦略的パートナーシッププログラムを展開することになる。このプログラムはベトナムに最新の航空サービスや産業自体の発展を目指し、メインテナンス、修理&オーバーホール(MRO)、パイロット・技術者・エンジニアーなどの育成を含んでいる。また、ベトナムの航空会社および航空産業全般において、自動化機能の強化を目指す。