キザスは7月20日、室内の状況に応じて音量や音調を自動的に最適化するホームオーディオスピーカー「DYNAUDIO Musicシリーズ」を発売した。、DYNAUDIO JAPANとの国内独占販売契約となる。税別価格は、「Music 1」が80,000円、「Music 3」が110,000円、「Music 5」が130,000円、「Music 7」が160,000円。

  • シリーズ中、もっともコンパクトなMusic 1

DYNAUDIO Musicシリーズは、デンマークの高級オーディオブランド「DYNAUDIO」が備える、プロフェッショナル向けの機能や性能を、都会的で流行感度の高い一般ユーザー向けに落とし込んだ製品。インテリア性も重視し、船をイメージしたスタイリッシュなデザインになっている。

スピーカー表面にはデンマークの著名なファブリックブランド「Gabriel社」の生地を採用し、本体には軽量なアルミを使用している。本体カラーはライトグレイ、ダークグレイ、レッド、ブルーの4色を用意する。

Music 1とMusic 3はバッテリーを内蔵するポータブルタイプで、Music 5とMusic 7はACアダプターを使用する据え置きタイプだ。

  • Music 3はMusic 1と同様のポータブルタイプ

全モデルとも、Wi-FiとBluetoothを内蔵する。AirPlay、インターネットラジオ、DLNA/UPnPによるネットワーク再生(最大192kHz/24bit)に対応。Bluetoothの対応コーデックは、SBCとaptXとなる。DYNAUDIO Musicを最大6台で連動できるマルチルーム再生にも対応し、2台を連動させてのステレオ再生も可能だ。

全機種でAux in(アナログ入力)、USB端子を搭載しており、Music 5とMusic 7では光デジタル入力も備える。Music 7にはARC対応のHDMI端子も搭載し、テレビ用サウンドバーとしても利用可能だ。なお、いずれも有線LANは搭載しない。

  • 据え置きタイプで光デジタル入力を備えるMusic 5

Musicシリーズでは、室内環境に合わせたスピーカーのパフォーマンスを自動調整する「Noise Adaptテクノロジー」と「Room Adaptテクノロジー」を採用する。

Noise Adaptテクノロジーは、室内の振動を感知して、ノイズレベルに合わせて音量と音調を変化するもの。人が出入りしたときや会話が始まったり、終わったりするときに自動的にバランスを取る。

  • 最上位モデルでHDMI端子も備えるMusic 7

Room Adaptテクノロジーは、室内の設置された場所を検知して、スピーカーの音質特性を最適化するもの。

無料で提供されるスマートフォンの専用アプリ経由で、「Off」と「Inteligent」が選択でき、Inteligentに設定すると、スピーカーを移動したときにすぐに自動調整するため、コーナーや後側の壁やフリースペースなど、さまざまな場所に置いたり、スピーカーを持ち歩いたりしても、その場その場に合わせた最適な音量や音調が楽しめる。

この他にも、ハイエンド・アクティブスピーカーやプロスタジオ機器、車載システムで培ったDSP技術のノウハウが盛り込まれており、多くの場面でクリアーかつ正確なバスとミッドレンジを聴くことができる。

  • 操作ボタンはスピーカー上部に配置。基本的に選曲と音量調整のみ

最も小型でポータブル対応の「Music 1」は、密閉型エンクロージャーを採用。1インチのツイーターと4インチのウーファーを1基ずつ搭載する。アンプ出力は40W×2、消費電力は40W。本体サイズはW299×D142×H220mm、重量は1.6kg。

中型でポータブル対応の「Music 3」は、密閉型エンクロージャー採用。1インチのツイーター2基と5インチのウーファーを1基搭載する。アンプ出力は40W×3、消費電力は60W。本体サイズはW405×D174×H220mmmm、重量は3.7kg。

据え置きの中型モデル「Music 5」は、バスレフ型エンクロージャーを採用する。1インチのツイーターが2基、3インチのミッドレンジが2基、5インチのウーファーが1基の構成。アンプ出力は50W×5、消費電力は75W。本体サイズはW659×D185×H201mm、重量は5.4kg。

最上位で最も大きな据え置きモデル「Music 5」は、バスレフ型エンクロージャーを採用。1インチのツイーターを2基、3インチのミッドレンジを2基、5インチのウーファーを2基搭載する。アンプ出力は50W×6、消費電力は100W。本体サイズはW819×D185×201mm、重量は7.7kg。

  • リモコンはかなりシンプル