フエニックス・コンタクトは、取り付けが簡単で、個別のアンテナ選択や、設置、配線が不要で省工数な産業用無線LANアダプタ「FL WLAN 1100, 2100」の日本国内販売を開始すると発表した。販売開始予定日は7月24日となっている。

  • (左)FL WLAN 1100, 2100 (右)同製品接続面

    (左)FL WLAN 1100, 2100 (右)同製品接続面

「FL WLAN 1100, 2100」は、スマートファクトリーや物流システムなどの無人運転配送車(AGV)などの移動体や、スペースに余裕のない制御盤、装置機械への無線アクセスポイント導入などに適した産業用無線LANアダプタ。取り付けも簡単で、業界業種を問わず幅広い用途に利用することができる。

同製品は、指向性、無指向性の2本のアンテナと無線モジュールが一体化しており、外壁に取り付けるため、従来盤内に設置する無線モジュールとアンテナ配線のスペースが不要となっている。また、外壁面から直接穴を開け、盤内のLAN機器につなげるだけなので取り付けが簡単で、個別のアンテナ選択や、設置、配線が不要で省工数という特長がある。

  • 設置イメージ(左:従来 右:同製品)

    設置イメージ(左:従来 右:同製品)

さらに、同製品は、IK08を達成した衝撃に強いハウジングを持ち、耐環境性に優れている。また、強力な2本のアンテナでMIMO技術を使用しているので、100ms以下の高速ローミングにも対応。そのほか、2つの異なるアクセスポイントで個別のアクセス制限設定が可能なため、セキュリティーを保ちながら装置機械をメンテナンスでき、クライアント、アクセスポイント、リピータとして動作可能ということだ。