東芝テックとDTSは、東芝テックの店舗システム「PrimeStore」および顧客情報システム「CSdelight」と、DTSの「統計解析・AIでの分析サービス」を活用した店舗運営業務の省力化の実証実験を、ドラッグストアのケイポートで開始することを発表した。

  • 実証実験のイメージ

    実証実験のイメージ

日本では少子高齢化や人口減少による人手不足が深刻化しており、小売業界でも業務の省力化へのニーズが高まっている。ドラックストアの店舗内業務においては、購買実績・販促効果の分析、商品の値決め、販促施策の検討に多くの人手がかかっており、業務の省力化が望まれている。

今回の実証実験は、これまで担当者が行っていた商品の値決めや販促効果が高い顧客の抽出業務などを統計解析・AIにて行い、算出した値決めなどの活用による収益の変化を検証するもの。

実証実験が行われる店舗は、ホテルエクセレント店(東京都渋谷区恵比寿西)と雪谷大塚店 (東京都大田区南雪谷)の2店。実施期間は2018年7月20日〜9月30日で、サービス提供開始は2019年4月頃が予定されている。

東芝テックは、統計解析・AI技術を活用し、このような店舗業務を効率化することで小売業界の課題解決を目指すとしている。