BMWグループのMINIはこのほど、2019年に発売される電気自動車の細部デザイン・スケッチ2枚と同車両の概要を初公開した。

  • グリルのスケッチ。イエローのアクセント・ストリップと同色のEバッジは、強いコントラストの配色で電気自動車であることを表現している

今から10年前にMINI Eパイロット・プロジェクトが立ち上がり、2017年に発売されたプラグイン・ハイブリッド・モデル「MINI Cooper S E Crossover ALL4」を経て、MINIブランドの次のステップとしてバッテリー駆動式のMINIが登場した。

1枚目のスケッチはグリル。六角形のフォルムは、MINIの特徴的なデザイン要素のひとつである。新たな点として、グリルの後方には冷却を必要とする機器がないため、閉じた構造となっていることが挙げられる。

  • ホイール・デザイン。リムにはラジエター・グリルのアクセント・ストリップのモチーフを取り入れ、非対称なフォルムに解釈し直されている

2枚目のスケッチは、MINI電気自動車モデルのホイール・デザインを描いたもの。昨年初めて発表されたMINIエレクトリック・コンセプトを踏襲し、量産モデルに採り入れられている。

同モデルの登場により、ドライビング・プレジャー、スタイル、個性というMINIならではのエモーショナルな体験をもたらす電気自動車が実現する。MINI3ドアをベースにした構造の電気自動車は、MINIオックスフォード工場で、ドライブトレインは、生産ネットワークにおいてEモビリティのコンピテンス・センターであるディンゴルフィンとランツフート工場で生産される。