TIOBE Softwareから、2018年7月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。

2018年7月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 16.139%
2 C 14.662%
3 C++ 7.615%
4 Python 6.361%
5 Visual Basic .NET 4.247%
6 C# 3.795%
7 PHP 2.832%
8 JavaScript 2.831%
9 SQL 2.334%
10 Objective-C 1.453%
11 Swift 1.412%
12 Ruby 1.203%
13 Assembly language 1.154%
14 R 1.150%
15 MATLAB 1.130%
16 Delphi/Object Pascal 1.109%
17 Perl 1.101%
18 Go 0.969%
19 Visual Basic 0.885%
20 PL/SQL 0.704%
  • 7月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    7月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 7月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    7月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

2018年7月は先月に引き続きTypeScriptが成長を見せた。2018年6月のランキングでトップ100位入りしたTypeScriptだが、2018年7月には50位以内にランクインした。TypeScriptは緩やかではあるが成長傾向を続けている。先月のTIOBE Programming Community Indexでは指摘がなかったが、AngularもTypeScriptのような成長を続けている。

TypeScriptとAngularの成長傾向はお互いに関係があるものと見られる。人気の高いフレームワークであるAngularはTypeScriptを使って開発されており、この関係性がお互いにインデックス値を引き上げる結果につながったと考えられる。ReactはTypeScriptを利用していないが、TIOBE SoftwareではReactがTypeScriptを利用するのは時間の問題ではないかと指摘している。

それ以外の動向としては、Objectice-Cがトップ10以内に戻ってきたこと、Luaが36位から25位へ上昇、F#が19位から36位へ下落、Haskellが44位とトップ50位以内に戻ってきたことなどが挙げられている。