映画「あのコの、トリコ。」本編エンドロールより。

白石ユキ原作による映画「あのコの、トリコ。」の主題歌が、Nissy(西島隆弘)による書き下ろし楽曲「トリコ」に決定。併せて同楽曲を聞くことができる予告映像も公開された。

Nissyが映画主題歌を担うのはこれが初めて。プロデューサー陣から「映画館から明るい気持ちで帰れるような曲を」とリクエストを受け、新木優子演じるヒロインの名前と同じ“雫”という言葉を歌詞にちりばめたポップな1曲が完成した。Nissyは「ぜひ、映画を観てその後に流れるこの曲でも、HAPPYになっていただけたらなと思います」とコメント。なお「トリコ」は9月30日にリリースされる予定だ。

また予告映像では、吉沢亮演じる主人公・頼がナレーションを担当。雫のためにメガネを外し、ランジェリー広告の撮影に共に挑む一連の様子を見ることができる。また水族館デートで頼が雫をかばいずぶ濡れになるシーンや、杉野遥亮演じる昴が、ウエディングドレス姿で目に涙を浮かべる雫を抱きしめるシーンも収められた。

「あのコの、トリコ。」は芸能界を舞台に、役者になることを小さい頃に誓い合った幼なじみ男女の三角関係を描くラブストーリー。田舎へ引っ越してから女子に見向きもされない地味なメガネ男子になっていた頼が、それぞれ人気モデルと俳優として活躍する雫、昴のもとへ舞い戻ったことから物語は動き始める。

Nissyコメント

Nissyとして映画の主題歌のお話をいただいたのは初めてだったので、とても嬉しかったです。
脚本とコミックを読ませていただいて、男の子2人よりも雫ちゃんの気持ちが描かれていることも多かったので、2人の感情をいい意味でも振り回したり、ドキドキさせたり、といったストーリーにそった歌詞を作ってみるのも面白いと思いました。
3人の友情や恋愛を、音楽としてのストーリー展開に構成できたら『あのコの、トリコ。』の違った面白さが増すのかなと思います。
今まで、今回の『あのコの、トリコ。』のような三角関係のラブソングを書いたことがなかったのですが、原作を読ませて頂いて「くっつくの?くっつかないの?」とドキドキさせられたり、両極端な男性像が描かれたりしているなと感じて、ただ観ている女性の方は、両方とも理想の男性像なんだろうなと思いました。
それをどのように歌にのせたら、ちょっと恥ずかしくなってしまいそうな部分も表現できるかなと考え、例えば、じっとしているより動いたほうが恥ずかしさが紛れるのかなと考え振り付けに取り入れたりして、「ドキドキするハッピーソングを!」と思って作らせていただきました。
ぜひ、映画を観てその後に流れるこの曲でも、HAPPYになっていただけたらなと思います。

映画「あのコの、トリコ。」

2018年10月5日(金)公開

原作:白石ユキ「あのコの、トリコ。」(小学館「Sho-Comiフラワーコミックス」刊)
監督:宮脇亮
脚本:浅野妙子
出演:吉沢亮、新木優子、杉野遥亮、水上剣星、大幡しえり、内田理央、古坂大魔王、高島礼子、岸谷五朗

(c)2018 白石ユキ・小学館/「あのコの、トリコ。」製作委員会