ANAは7月10日、「平成30年7月豪雨」による災害への支援実施を発表した。日本赤十字社および一部自治体を通じての寄付のほか、マイル寄付や災害支援者の無償渡航、救援物資の輸送協力を通じて、被災地支援を行う。

  • 日本赤十字社および一部自治体を通じての寄付のほか、マイル寄付や災害支援者の無償渡航、救援物資の輸送協力を通じて、被災地支援を行う

    日本赤十字社および一部自治体を通じての寄付のほか、マイル寄付や災害支援者の無償渡航、救援物資の輸送協力を通じて、被災地支援を行う

日本赤十字社および一部自治体を通じて500万円を寄付する。またANAからの寄付に加え、ANAグル-プ役職員に寄付を募り、日本赤十字社を通じて被災地支援を実施する。また、ANAマイレージクラブ会員へ「平成30年7月豪雨災害への寄付」を呼びかけ、寄せられたマイル寄付相当額を日本赤十字社の「平成30年7月豪雨災害義援金」及び被災された自治体へ寄付する。1マイル(1円相当)から寄付が可能。受付期間は7月10日10:00~8月31日23:59まで(日本時間)となる。

日本赤十字社およびジャパン・プラットフォームから、派遣もしくは派遣要請される団体を通じて救援のために被災地に渡航する人に対して、一定条件のもとで座席を無償にて提供する。支援期間は7月11~31日で、ANA便名で運航する日本全国各地と被災地近隣各地の空港を結ぶ便が対象となる。なお、空席状況によっては搭乗できない場合もある。

また、日本赤十字社やジャパン・プラットフォームからの救援物資についても、一定の条件のもと、無償にて輸送協力する。支援期間は7月11~31日で、ANA便名で運航する日本全国各地と被災地近隣各地の空港を結ぶ便が対象となる。

一定の条件としては、依頼主(荷主)および荷受人が日赤・JPF。日本政府・自治体等の営利目的ではない公的機関であること、依頼主(荷主)および荷受人の連絡先が明確になっていること、出発地および到着地がANAが対象としている空港であること、出発地および到着地での諸手続きや地上配送が依頼主により手配されていること、輸送品目はテント・毛布・衣類・医薬品・保存食料品・飲料水等の救援物資で危険物など航空機搭載制限品を含まないこと、原則として1個あたりの重量が80kg以下・70cm×170cm×65cm以内であること、等がある。また、他の貨物との関係で分割輸送を含め搭載便の確定はできず、猶予期間が必要になる場合がある。