2018年7月5日(木)より放送開始となるTVアニメ『すのはら荘の管理人さん』。放送までいよいよ1週間を切った6月29日(金)に、神田明神にてヒット祈願祭が行われた。

イベントには春原彩花役の佐藤利奈、椎名亜樹役の喜多村英梨が登壇し、ヒットを祈願したほか、トークパートや「春原彩花・等身大フィギュア化プロジェクト」の初お披露目などが行われた。

■等身大の管理人さんと一緒にヒットを祈願
平日にも関わらず、多くの“甘えん坊さん(ファン)”が集まった神田明神。イベントが始まると、拍手に迎えられながらキャストがステージに登壇。オープニングから軽快なトークが繰り広げられると早くもファンの表情には笑顔が見られ、和やかな雰囲気の中でトークショーがスタートした。

まずは改めて二人が演じるキャラクターの紹介へ。佐藤が演じる彩花は、亜樹をはじめ個性豊かな住人が集う学生寮・すのはら荘の管理人。温厚で誰に対しても優しく、家事も完璧にこなすお姉さん。そんな彼女についての印象を聞かれた2人は「聖母、マリアだと思って見ています。お姉さんでもあり、お母さんでもありそうだけど……」(佐藤)、「すべてを包み込む聖なる英知ですよ!」(喜多村)と息ぴったりに力説。佐藤は「私自身、彩花さんに憧れを持っています」と、彩花が持つ独特の柔らかさや包容力をアフレコの度にひしひしと感じているという。

一方、喜多村が演じる亜樹は、すのはら荘に入寮した中学1年生の少年。男らしさを磨くため、すのはら荘で奮闘するものの、なかなか上手くいかない日々が続く。喜多村は「視聴者のみなさまにとってのプレイヤー目線となる存在です。原作を読んでいて、未熟なりに彼が一生懸命に頑張る姿は応援したくなりました」と、繊細かつピュアな亜樹の魅力を語り、加えて本作のことを、“おねショタ”ではなく“繊細なおねショタ”だとも熱弁し、会場のファンを大きく頷かせた。

また、「素の自分に一番近いキャラクターは?」と尋ねられると「サトリナは彩花さんのまんまだと思うけどな!」と切り出す喜多村。しかし、佐藤は「世話を焼きたいからどちらかと言えばお姉ちゃんタイプだけど……決して彩花さんとまでは言えない……!」と、聖母にも負けない包容力の彩花と比較して苦笑いする一幕も。

ここで、かねてより発表されていた「春原彩花・等身大フィギュア化プロジェクト」より、等身大管理人さんがついに初披露。カウントダウンに合わせて佐藤、喜多村の手により除幕されると、まるでアニメから飛び出したかのような管理人さんの姿に、客席からは「おぉ〜!」と感嘆の声が上がり、盛大な拍手が沸き起こった。そして、等身大管理人さんを祀りつつ、神職の立ち会いのもとでキャスト、委員会関係者によるヒット祈願を実施。もちろん会場に足を運んだファンも一緒に、TVアニメのヒット祈願を静かに込めていた。

トークパートが再開すると、ファンも気になるアフレコ現場の話題に。司会から現場の雰囲気を尋ねられた二人は、女子校というより本作のファンが集まったサークルのような存在だと回答。また、包容力に溢れるキャスト陣について、喜多村さんがその魅力を熱く語る場面も見られた。なお、そんなアフレコ現場ではちょっとしたハプニングが起きてしまったといい、作中では、雪本柚子のことを「柚子ちゃん」と呼ぶ彩花だが、とある本番前のテストでは、佐藤が間違えて「柚子たん」と彩花ボイスで呼んでしまったようで、その可愛らしい言い間違いに喜多村さんは悶絶したことを明かした。

その後も、華やかなアフレコ現場の様子をはじめ、本作の話題でひとしきり盛り上がる中、残念ながら終了の時刻に。最後に当日来場した“甘えん坊さん”に向けて、メッセージが送られたところでイベントの幕を下ろした。

TVアニメ『すのはら荘の管理人さん』は、2018年7月よりAT-X、TOKYO MXほかにて放送開始予定。各詳細はアニメ公式サイトにて。

(C)ねこうめ・一迅社 / すのはら荘の管理人さん製作委員会