福井県敦賀市は30日、敦賀赤レンガ倉庫横に静態保存された急行形気動車キハ28形の内覧会を実施する。

  • 敦賀赤レンガ倉庫横に設置されたキハ28形の外観

この車両は旧国鉄時代の1961(昭和36)年からJR西日本移行後の1999(平成11)年まで、急行「わかさ」として小浜線を走行。他にも福知山線など北近畿地区を中心に活躍し、2000年に廃車となった。その後は和歌山県のテーマパークを経て、大阪の運送会社、アチハで保管されたという。

昨年12月に開催された鉄道イベント「つるが鉄道フェスティバル」にて、アチハの協賛を得て車両を展示したところ好評だったため、敦賀市は今年に入ってから車両の購入を決定。5月19日に敦賀赤レンガ倉庫横へ設置作業を行い、屋外展示を開始した。

  • キハ28形の車内

6月30日の内覧会では、客室内も公開する予定で、運転席見学も検討しているという。10時から記念式典を行い、10時20分から内覧会を開始する(15時終了予定)。詳しい内容は随時、敦賀市から発表される予定となっている。