きょう12日に放送されるカンテレ・フジテレビ系番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、26歳にしてミシュラン二つ星の日本料理店で料理長を務める出島光さんに密着する。
さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。出島さんは、大阪・箕面市にある日本料理の名店「一汁ニ菜うえの」で、初の女性料理長を務めている。
石川県出身の彼女は、大阪の辻調理師専門学校在学中に、調理師養成施設調理技術コンクール全国大会で最高賞の内閣総理大臣賞を受賞し、注目の新人として「一汁二菜うえの」に就職。ところが、“男性社会”と言われる日本料理の調理場で先輩との関係がうまくいかず、わずか1カ月で店を辞めてしまった。
その後、居酒屋に転職したものの、「自分が本当にやりたいのは日本料理。このままでいいのか葛藤した…」という彼女は、一度は辞めた「一汁二菜うえの」の店主に相談。「センスがあるのはわかってた」という店主は、日本料理への熱い思いをぶつけてきた彼女を再び店に受け入れ、迷いのなくなった彼女は修業を始めて5年目となる昨年、異例のスピートで料理長にのぼり詰めた。
調理場では、後輩に「お前も洗えよ!」など、厳しい言葉を投げかけることも。彼女以外の調理場スタッフはすべて後輩の男性で、歴代料理長も30代以上の男性ばかりだった。「私が優しくしてるとナメられる」と、女性でしかも若くして調理場を束ねることになった彼女ならではの苦悩が見え隠れする。
カメラは、店から徒歩10分の1Kで一人暮らしする彼女の日常や、月に一度は会うという友人との食べ歩きにも密着。料理に全てを捧げる姿を映し出す。
26歳の女性料理長の奮闘ぶりに、スタジオのオードリー・若林正恭は「自分の26歳の時と比べたら顔つきが違う…」、YOUは「ちっちゃいおやっさんみたい」と圧倒されるばかり。演出家として若くして劇団を率いた経験を持つ本谷有希子は「あれだと周りの人がついてこない…」と自らの失敗談を告白する。