2回目となるTokyo WebExtensions Meetup #2が開催された。前回の様子はこちらのリンク先の記事でレポートしている。目的であるが、以下の通りである。

  • 開発者同士の交流
  • 拡張機能の開発に関する知識共有
  • 開発を始めたい・続けたい人へのサポート
  • Mozillaへのスムーズなフィードバック

2018年5月には、Firefox 60がリリースされ、企業向けのESR(延長サポート版:Extended Support Release)版も同時にリリースされた。ESR版は、今後1年間、セキュリティアップデートのみが行われ、新機能の追加は行われない。つまり、2019年5月までのスタンダードバージョンとなる。拡張機能の開発においても、60ベースで行うことは、汎用性の維持をしやすいといえるであろう。

今回のTokyo WebExtensions Meetup #2では、実際に開発された機能拡張を作者みずからが紹介するというものだ。当日は、開発者以外にも、その発表を目当てに参加したユーザーも参加した。まさに「見せあいっこ」的なイベントであった。

  • 図1 会場に掲示されたお知らせ

当日は、19:30からスタートであったが、19:00から懇親会が開催された。最初に懇親会というのも、Mozillaらしい進行となった。最初から打ち解けた雰囲気となり、本当にリラックスして、見せあいっこが行われることとなった。

  • 図2 「EXTDEV」と並べられた飲み物

さて、軽くアルコールが入ったところで、ミートアップがスタートした。進行を行ったのは、MozillaのDaisuke氏である。

  • 図3 司会のDaisuke氏

今日のミートアップの目的や予定などが紹介された。その後、参加者全員による30秒自己紹介が行われた。

現状把握 - Firefoxの最近の新機能などについて

現状把握として、現状のFirefoxの技術動向などが紹介された。紹介を行ったのは、kohei氏である。

  • 図4 kohei氏

kohei氏は、普段はカナダ在住で、今回、出張のついでもあったので、ミートアップに参加されたとのことだ。Mozilla Japanコミュ二ティのSlackやMediumなのでも、積極的に情報提供をしておられる。Firefox 60での新機能や、次期バージョンの61に搭載される予定の機能などが紹介された。

  • 図5 Firefox 60と61での新機能

kohei氏によれば、バージョン61では、バグフィックス的な要素が多いとのことである。