香港・中国で活躍する国際俳優・葉山ヒロが、フジテレビ系ドラマ『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』(毎週木曜22:00~)で、日本の連ドラに初出演することが決まった。24日放送の第6話から登場する。

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葉山ヒロ

葉山は京都府出身で、現在は香港・中国を拠点に活動。台湾旅行時にスカウトされ、現地でモデルとして活躍し、CM出演も果たした。台湾に2年半滞在後、香港のジャッキー・チェンの事務所「JCグループ」にスカウトされ移籍。8年在籍したのち、現在は、独立して中国で自ら製作会社を持ち、映画のプロデュースも行っている。

そんな葉山が、日本の連ドラ初出演に選んだのは、こちらもアジアで活躍してきたディーン・フジオカ主演の『モンテ・クリスト伯』。「昔、日本の撮影現場を拝見したことがありましたが、すごく緊迫した雰囲気で楽しくなさそうな感じと、海外生活20年で私本人が関西弁しか話せないため、日本のオファーは断り続けましたが、初めて日本の撮影チームが海外っぽくて出演者にとっては仕事しやすい環境に感激しております」と出演の感想を話す。

今回、葉山が演じるのは、真海(ディーン)のかつての親友で、現在は人気俳優になっている南条幸男(大倉忠義)の過去を知る謎の香港マフィア、ダニー・ウォン。広東語と日本語の両方のセリフを操る役柄で、葉山は「香港・中国・台湾で芸能業界20年を経て偶然の帰国のタイミングでオファーをいただいたことに感謝の一言です。脚本を読ませていた際、とてもとても面白い内容だったことと、香港人役というのも僕にぴったりの役柄で今回はとてもうれしいです」と喜びを語った。

また、ディーンについては「フジオカ君の日本での活躍を海外で知り、正直にうれしいのと彼のブレイクを生かし、もっとこの先海外で活躍している日本人が国内で海外のノウハウを伝え、日本の芸能界が逆に海外で幅広く活躍できることを願っております」とコメントした。

フジテレビの太田大プロデューサーは「流暢な広東語とワイルドな魅力が、香港マフィアのボスという役柄に大きく説得力をもたらしてくださいました。ご出演いただいた幸男の回想として出てくる過去の陰惨な事件のシーンでは、大がかりな立ち回りが必要でしたが、数々のアクション映画にご出演されたその身のこなしはさすがに一流で、撮影時にはアクションの立ち回りなどもご提案いただき、とてもありがたかったです」と感謝を述べている。

なお、同じく幸男の過去に絡むショーン・リー役に、台湾を中心に活動し、海外CM出演40本以上を数える日本人俳優・ジョー ナカムラの出演も決定している。