女優の波瑠が、7月スタートの日本テレビ系ドラマ『サバイバル・ウェディング』(毎週土曜22:00~)に主演することが21日、分かった。波瑠は、日テレの連ドラ初主演で、現在放送中の『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)に続き、2クール連続の連ドラ主演となる。

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『サバイバル・ウェディング』に出演する波瑠(左)と伊勢谷友介=日本テレビ提供

このドラマは、大橋弘祐氏の小説『SURVIVAL WEDDING』が原作。波瑠演じる主人公・黒木さやかは、勤めていた出版社を寿退社した日に、恋人に婚約破棄されてしまうが、そんな彼女を「半年以内に結婚しないとクビ!」という無茶な条件で復職させるのが、人気雑誌の毒舌・ナルシストな敏腕編集長・宇佐美博人だ。宇佐美役を演じるのは伊勢谷友介で、日テレの連ドラ初出演、2人は初共演となる。

見どころは、宇佐美が提案する斬新な恋愛戦略。海外有名ブランドのマーケティング手法を恋愛に応用し、さやかの市場価値を、ハイブランドのように高めるための恋愛テクニックを伝授していく。傍若無人な編集長に振り回されて反発しながら、恋に仕事に全力で立ち向かう痛快コメディだ。

波瑠は「頑張り屋さんで一生懸命で、だけど不器用なところがあり、編集長やダメな元彼など、周りの人に振り回されることが多い役柄です。この作品には個性豊かなキャラクターがたくさん出てくるのですが、その時に対峙している人をちゃんと見つめて、そのたびにどんな空気を出せるか、どんな表情になれるか、瞬間、瞬間を大事にしていきたいと思います」とコメント。「観てくださる方が共感し、『応援したい!』と思ってもらえるよう、一生懸命演じたいと思います。また作品を通して、さやかも成長していくと思うので、見守っていただけたらうれしいです」と呼びかけた。

一方の伊勢谷は「この前(TBS『監獄のお姫さま』で)演じたのも嫌われ社長役でしたし、僕は"やなヤツ"の役が合っていると40歳を過ぎて身に染みて分かったので、この路線で頑張っていきたいなと思います(笑)」と苦笑い。「たぶん気持ち悪い芝居もするかもしれないけど、波瑠さんには引かないで頑張ってほしいです(笑)」と要望した。

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プロデューサーは、昨年3月放送のスペシャルドラマ『北風と太陽の法廷』を担当した鈴間広枝氏で「女性が心底共感する主人公・さやかを、飾らないお茶目なかわいらしさと、ブレない芯の強さをお持ちの波瑠さんに演じていただけることは、本当にうれしく思っています!」と喜びをコメント。また、「"クセの強い"愛すべきオレ様上司・宇佐美は、ハイブランドを着こなし知性もありながら、どこか少年のような自由さもある伊勢谷さんしかいないと思っていました! この夏、最強コンビのお2人が、皆さんの夏バテを吹っ飛ばすくらいの笑いと元気をお届けします!」と宣言した。

原作の大橋氏は「日本テレビさんで連続ドラマ化、しかも波瑠さん、伊勢谷友介さんが出演されるというお話を聞いて、救われるような気持ちになりました。ぜひとも、少しでも多くの人にご覧いただき"サバイバル・ウェディング"する人が増えて、日本の少子化に歯止めをかけていただけると信じております!」と話し、自身も未婚であることから「そして僕もできることなら"サバイバル・ウェディング"したいです!」と意気込んでいる。