多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『Androidはホーム画面に置けるアイコンの数を変更できるの?』という質問に答えます。

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はい、変更できます。しかしそれはホーム画面のレイアウトを変更するアプリ/ウィジェットの働きによるもので、Xperiaのように標準装備されている端末もあれば、そうでない端末もあります。

Android OSには「Grid View」と呼ばれる機構があり、これを利用すると画面上にある仮想の格子線(グリッド)に沿わせてアイコンなどの画像を並べることができます。ホーム画面のアイコンが整然と並ぶしくみはこの機構を応用しており、適当にホーム画面に置いても等間隔に位置調整してくれます。グリッド数を増やすとアイコンサイズは小さくなりますが、1画面に配置できるアイコンの数が増えるため、多数のアプリをインストールしている場合に有用です。

その設定方法ですが、Xperiaを例にするとホーム画面の空き部分を長押しし、現れた「グリッド」をタップ、使用するグリッドサイズ(「4×5」や「5×6」など)を選択します。設定はすぐホーム画面に反映され、設定したグリッドに応じてアイコンの並びや大きさが変更されます。

サードパーティー製アプリを導入すれば、アイコンの数だけでなくレイアウトまで大胆に変更することも可能です。たとえば、Google Playで配布されている「Nova Launcher」は、グリッドとグリッドの間にもアイコンを配置できる「サブグリッド」がサポートされており、アイコンを不規則に近い並びにすることができます。「スマートランチャー」は、ホーム画面上へ円状にアプリアイコンを並べることができるなど、カスタマイズ性は抜群です。端末に用意されているホーム画面カスタマイズ機能に飽き足りない場合には、導入を検討してみてはいかがでしょう。

  • 端末によっては、ホーム画面上のアイコン数を「グリッド」の設定により調整できます