iOS付属のWEBブラウザ「Safari」は、利用する検索エンジンを選べます。日本語環境の場合、GoogleにYahoo! Japan、Bing、そしてDuckDuckGoを選択でき、画面上部のURLバーが検索バーを兼ねるしくみです。もっとも、ほとんどのユーザは検索エンジンにこだわりがありませんから、初期設定のGoogleのまま利用し続けているケースが多いようです。

Googleの場合、WEB検索以外にも多くの機能を利用できます。よく知られているものとしては、「93*105」などと入力して検索を実行すると計算結果が表示される電卓機能、「横浜駅から竹橋駅」などと2つの駅名で検索すると乗り換えルートと所要時間を教えてくれる経路案内機能がありますが、それ以外にも多くの便利機能が用意されています。基本的にはどのスマートフォン/パソコンでも利用できますが、いつも身近にあるiPhoneだからこその機能を2つピックアップしてみましょう。

メトロノーム機能はそのひとつです。ただ「メトロノーム」と入力して検索すると、一定の間隔でテンポを刻むメトロノームが現れます。BPM(1分間における拍の数)は40から218の範囲で自由に調整できますから、楽器を練習するときなどに役立つはずです。

WEBやグラフィックデザインに関わる人には、カラーピッカー機能がお勧めです。こちらも「カラーピッカー」と入力すれば現れますが、「#285623」や「#11ac76」などと16進カラーコードで検索する方法も利用できます。任意の位置をタップしたりスライダーを動かしたりすれば、その位置の16進カラーコードを調べることができますし、「色の値を表示」をタップするとCMYKやHSVといったカラーコードも確認できます。色の再現精度で定評あるiPhoneだからこそ映える便利ワザといえるでしょう。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 「メトロノーム」でGoogle検索すると現れるメトロノーム。楽器を練習するとき役立ちます

  • iPad iPhone Hacks

    2 「カラーピッカー」または16進カラーコードを検索すると現れるカラーピッカー。WEBデザインのときなどに役立ちます