多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『現在時刻をもっと見やすくできないの?』という質問に答えます。

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Android OSには、ステータスバー上の時計にくわえ、ロック画面上の時計とホーム画面上の時計(ウィジェット)が用意されています。ロック画面/ホーム画面の時計は文字サイズが大きいため、見やすさという点では申し分ないでしょう。ウィジェットには長針・短針のアナログ時計も存在しますし、ホーム画面の好きな位置に表示できるなどカスタマイズ性がありますから、見やすさの追求という点ではベストな選択かもしれません。

ステータスバー上の時計は文字サイズが小さいまま固定のため、見やすさという点では改善の余地はほとんどありませんが、ごくわずかではあるものの表示スペースを狭めることができます。日本市場向けのAndroid端末は、表示用の言語に日本語が設定されており、その多くは「午前9:18」や「午後7:25」のように午前/午後スタイルとなっていますが、これを24時間スタイルに変更するのです。限られたステータスバーをわずかでも有効活用できるという点では、ひとつの選択なのではないでしょうか。

時計の表示スタイルは、「設定」→「システム」→「日付と時刻」の順に画面を開き、「24時間表示」スイッチを切り替えることで変更できます。ただし、この「24時間表示」スイッチはロック画面やウィジェットの時計にも影響します。ステータスバーの時計だけ、ロック画面の時計だけを24時間表示にするという設定にはできないため、考えて選択しましょう。

  • 24時間スタイルにする、ウィジェットを活用するなどの方法で時計を見やすくできます