お笑いコンビの千鳥が、キー局で初めて持った冠レギュラー番組『千鳥の路地裏探訪』(テレビ朝日系、月1回日曜10:00～)。4月29日に初回が放送されると、SNS上で話題を集めた。
千鳥の大悟(左)とノブ=テレビ朝日提供
この番組は、ロケのうまさに定評のある千鳥が、繁華街にある大通りから1本入った路地裏で"クセ"のある場所を探したり、そこに住む人を"深掘り取材"していくというもの。『アメトーーク!』『金曜★ロンドンハーツ』を手がける加地倫三氏がゼネラルプロデューサーを務め、昨年12月に3週連続企画として放送されて好評となり、月1のレギュラー番組となって新たにスタート。初回は、東京・新宿の路地裏をめぐった。
昭和の雰囲気が残る路地裏の家々にアポなし訪問していく一行。大悟は「1個ずつチャイムを押してく、こんな番組ないど!」とぼやきつつ、諦めずに歩き続けると、都庁から歩いて10分もしない場所にあるオールトタン屋根が目を引く100坪の豪邸の突撃取材に成功した。
「庭になっている夏ミカン、もいでいい?」という千鳥の無茶なお願いにも、むしろ「どんどん採って」と穏やかすぎるご主人。新宿産の夏ミカンに2人そろって「すい～～!」「酒が抜けるわ」と千鳥節がさく裂するが、人々との触れ合いに、SNS上では「相変わらず懐に入るのがうまい」「ご年配の方に意外に優しい口調で好感」「千鳥は仲が良いしかわいい」といった声が寄せられた。
その後、お散歩ゲストのロッチ・中岡創一と平成ノブシコブシ・吉村崇が合流。中岡は「路地裏のお宅でお風呂に入りたい!」という難題を掲げながらも成功。岡山の田舎から出てきた千鳥も「田舎ロケに来ているみたい」と路地裏に住む人々の暖かさにほっこりした様子だった。
この初回の番組平均視聴率は3.0%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)という結果だったが、SNSでは「こんな時間帯にこんなにおもしろい番組…!」「ほっこりする、いい番組」「日曜朝からクセがすごい」と話題になっていた。
次回は27日に放送。井森美幸、ウド鈴木、渡辺直美と東京・銀座をロケする。
