Canonicalは4月26日(米国時間)、「Ubuntu 18.04 LTS optimised for security, multi-cloud, containers & AI|Ubuntu Insights」において、Ubuntuの長期サポートバージョンの最新版となる「Ubuntu 18.04 LTS」の公開を伝えた。長期サポートバージョンは数年にわたって利用を継続できるため、Ubuntuの中でも特に人気の高いバージョンとなっている。長期サポートバージョンは2年に1度だけリリースされており、多くのユーザーがUbunty 18.04 LTSを採用するものと見られる。

  • Ubuntu 18.04 LTS optimised for security、multi-cloud、containers & AI - 資料: Canonical提供

    Ubuntu 18.04 LTS optimised for security, multi-cloud, containers & AI - 資料: Canonical

Ubuntu 18.04 LTSは通常のアップデートが2020年後半まで提供されるとともに、2023年前半までメンテナンスアップデートが提供される。Ubuntuの通常リリースは9カ月間のサポートとなっており、基本的に次のバージョンがリリースされたらアップデートして利用する仕組みになっている。長期サポートバージョン(LTS; Long Term Support)版は5年間までサポートが提供されるため、安定した利用を求める場合はLTS版が目的に合っている。

Ubuntu 18.04 LTSはSnapパッケージ機能が統合されたバージョンとしても注目される。すでにSnapで提供されるパッケージの数は3000を超えており、SkypeやSlack、Firefox、Spotifyといった人気の高いアプリケーションもSnapパッケージの提供が行われている。