ゆうちょ財団は4月19日、「第3回 家計と貯蓄に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2018年1月6~31日、有効回答は全国の2人以上の世帯 2,005世帯。

預貯蓄をしている人の現在高は100万円未満が最多

全体としての現在の生活満足度を聞くと、「満足」が計57.7%、「不満」が計38.9%となり、差は約19ポイントだった。

各生活面別の満足度をみると、「食生活」「住生活」「自動車、電気製品、家具などの耐久消費財」での満足度は6割を超えたのに対し、「資産・貯蓄」「所得・収入」での満足度は低く、特に「資産・貯蓄」の満足度は30.1%にとどまり、不満度は68.0%に上った。

  • 現在の生活満足度(出典:ゆうちょ財団Webサイト)

1年後の物価が現在と比べてどうなるか尋ねたところ、「上がる」が65.7%、「下がる」が2.3%、「変わらない」が22.6%との結果に。「上がる」と答えた人が考える物価上昇幅は、「2%~5%未満」が50.5%と最も多く、次いで「2%未満」が27.5%、「5%~10%未満」が18.3%となった。

世帯の貯蓄状況を聞くと、「あまり貯蓄額は変わっていない」が46.5%で最多。次いで「貯蓄を取り崩している」が34.9%、「貯蓄を増やしている」が16.1%となった。

預貯金(普通預金)を保有している人の現在高は、「100万円未満」が26.4%と最も多く、以下、「100~200万円未満」が19.3%、「300~400万円未満」が8.9%と続いた。

預貯金(定期性預金・定期積立)を保有している人の現在高は、「100万円未満」が13.7%、「100~200万円未満」が12.9%、「500~700万円未満」が10.4%の順となり、500万円未満が全体の6割近くを占めた。