WEBブラウザはWEBページを閲覧するためのもの……確かにそのとおりですが、その用途は拡大を続けています。通信内容の暗号化に対応することで安全性が確保され、オンラインショッピングが普及しましたし、JavaScriptやCSSといった開発環境の整備により複雑な機能を備えたアプリもWEBブラウザ上で実行できるようになりました。
iOS 11のSafariは、iPhoneに内蔵されているカメラとマイクを利用できるようになりました。WEBブラウザ上で実行するアプリ(WEBアプリ)の用途が広がりつつあるいま、Safariからカメラとマイクにアクセスできれば、チャット機能を備えたWEBアプリも開発できるようになります。専用アプリを使わなくてもビデオチャットが可能になりますから、Safariを介して遠隔地に住む英会話講師のレッスンを受ける、といったサービスが今後登場するかもしれません。
しかし、Safariの向こうに誰かがいてこちらを見ているかもしれない、などと不安に感じる人もいることでしょう。Appleとしてもそれは想定の範囲だったようで、Safariを介したカメラとマイクの利用を禁止するスイッチを用意しています。
操作はかんたん、『設定』→「Safari」の順に画面を開き、プライバシーとセキュリティ欄にある「カメラとマイクのアクセス」スイッチをオフ(緑→白)にすればOKです。カメラとマイクにアクセスするWEBアプリを利用する場合は、このスイッチをオンに戻しましょう。
操作手順をカンタン解説
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1 iOS 11のSafariでは、WEBアプリからiPhoneのカメラとマイクにアクセスできるようになりました(初回は接続許可が求められます)
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2 カメラとマイクへのアクセスを許可しない場合は、まず『設定』→「Safari」の順に画面を開きます
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3 「カメラとマイクのアクセス」スイッチをオフ(緑→白)にすれば、SafariのWEBアプリからカメラとマイクにアクセスできなくなります
