JR九州は19日、昨年7月に発生した九州北部豪雨の影響で光岡~日田間の運転見合わせが続いている久大本線について、7月14日始発から全線で運転を再開すると発表した。

  • 特急「ゆふいんの森」。小倉駅経由での運行は7月12日までとされた

当日は日田駅5時25分発、久留米行の普通列車(キハ125形2両編成)が全線運転再開後の初列車となる。特急列車は博多駅7時45分発、別府行「ゆふ1号」が最初の列車となる。

全線運転再開に合わせ、JR九州と新幹線活用久大本線活性化協議会、大分県による「久大本線 ぜんぶつながるプロジェクト」がスタート。久大本線全線運転再開をPRするポスターなどを作成し、九州内の駅や列車内に掲出するほか、大分県日田市出身のデザイナー、梶原道生氏によるプロジェクト専用ロゴを「ゆふいんの森」にラッピングし、6月中旬から8月中旬まで運行させる。

「つながるプロジェクト」を盛り上げるため、7月に「或る列車」と「ななつ星 in 九州」による久大本線での特別運行も実施する。「或る列車」は7月22日発の日田発大分行午後便を筑後吉井駅発大分行として特別運行する。フルーツ狩りや吉井エリア街歩きがセットになった特別プランで催行するという。

  • 現在は長崎コースで運行されている「JRKYUSHU SWEET TRAIN『或る列車』」。7~9月は大分コースでの運行を再開する

7月28日発「ななつ星 in 九州」1泊2日コースでは、2日目のルートを変更し、久大本線経由で運行。「或る列車」の7~9月実施分について、久大本線を走行する大分コース(大分~日田間)での運行となることも発表された。