東武鉄道は国の登録有形文化財に登録された下今市駅旧跨線橋を改修し、「旧跨線橋レトロギャラリー」として4月27日から公開する。

  • レトロギャラリー内観

旧跨線橋は、東武日光線の下今市駅延伸に合わせて1929(昭和4)年際に建設されたもので、2つのプラットホーム西端部を相互に結ぶ。鉄骨造で屋根は切妻造スレート葺きとなっており、昭和初期の景観をそのまま現在に伝える建造物となっている。「旧跨線橋レトロギャラリー」はこれを活用した施設で、鬼怒川線にある登録有形文化財を紹介するパネルや、昭和のレトロポスターなどを展示する。

東武鉄道はSL「大樹」の運転区間である鬼怒川線において、下今市駅の駅舎改修や地区限定の新制服の導入など、SL全盛期をイメージした演出を展開しており、今回のギャラリーも、こうした流れに沿うものとして企画された。4月27日以降、年中無休で毎日初列車から20時まで公開する。駅構内のため、観覧の際は入場券か乗車券が必要となる。