俳優でタレントの片岡鶴太郎が、テレビ朝日系ドラマ『森村誠一ミステリースペシャル 殺意を運ぶ鞄』(22日21:00~)の放送を前に、96年より22年間演じ続けてきた主人公・"牛尾刑事"への想いを語った。

  • 片岡鶴太郎

    『森村誠一ミステリースペシャル 殺意を運ぶ鞄』に出演する片岡鶴太郎=テレビ朝日提供

片岡が演じるのは、寡黙にして実直、執念の捜査で事件の奥底に潜む真相に迫る、新宿西署のベテラン刑事の牛尾正直だ。

まず、牛尾の人物像について片岡は「彼は名前のとおり、"正直"な人。常に事件の謎について考えていて、ストイックでもある…。まるでヨガをやっている私のようです。たぶん牛尾刑事もヨガをやっているんじゃないかな(笑)」とジョークを交えつつ、「僕は22年間、ずっと牛尾刑事の生き様に感銘を受け、彼を敬服している。『彼のような人間でありたい』という思いから役に入っていきます」と、常にリスペクトを込めて演じてきたことを明かした。

今作の『殺意を運ぶ鞄』は、大都会の片隅で製薬会社の元社員の撲殺死体が見つかったところからスタートし、被害者が生前、電車で乗客に荷物を取り違えられたことが判明する。片岡は「ありふれた日常の中で起きたちょっとした出来事から歯車が乱れ、大きな事件につながっていく…そんな人間の持つはかなさ、脆さを描いた物語が長期にわたって支持されてきた理由だと思います」と本作を含めたシリーズの魅力を分析。

そして「『殺意を運ぶ鞄』も、まさに日常に潜む脆さを描いた作品。いや、もうこの作品は今年いちばん面白いミステリーじゃないかと思いますよ!」と自信を込めて語っていた。

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