本田技研工業(ホンダ)は20日、大型アドベンチャーモデル「X-ADV」に「Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」を採用するなどして扱いやすさと使い勝手を向上させ、新販売網の「Honda Dream」より発売する。

  • 「X-ADV」カラーは左から「キャンディークロモスフィアレッド」「デジタルシルバーメタリック」

「X-ADV」は、走破性に優れたパッケージングと、力強いトルク特性で燃費性能に優れる直列2気筒750ccエンジンに、同社独自の二輪車用「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」を組み合わせた大型アドベンチャーモデル。

今回の仕様変更では、ライダーの好みによって2段階のトルクコントロールと、トルクコントロールを必要としないOFF状態の選択が可能な「Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」を採用。後輪のスリップを検知した際に燃料噴射量を制御し、エンジントルクを最適化することで後輪の駆動力を抑制して状況に応じた走行に寄与する。

また、アクセル操作に対する駆動力変化をダイレクトに後輪へ伝達するよう、クラッチ制御を変更するGスイッチを新たに採用することで、オフロード走行時のマシンコントロール性を高めた。カラーリングは、従来の「デジタルシルバーメタリック」に「キャンディークロモスフィアレッド」を新たに追加し、全2色のバリエーションとしている。

「X-ADV」の価格は、123万6,600円(税込)。