東芝デバイス&ストレージは4月17日、コンシューマ向けの内蔵HDD(6モデル)を発表した。6月より順次出荷を開始する。

パッケージ化された外付けHDDとは異なり、一般消費者に直接届くものではないが、秋葉原のPCパーツショップや通販サイトなど、内蔵HDDを扱っている販売チャンネルで購入可能となる見込み。以下の各モデルとも、東芝の海外工場にて生産しているという。

P300 Desktop PC Hard Driveシリーズ

「P300 Desktop PC Hard Drive」シリーズは、デスクトップPC向けの3.5インチSATA HDD。500GB / 1TB / 2TB / 3TBのモデルを用意する。カテゴリーカラーはレッド。

インタフェースはSATA 6Gbpsで、ディスク回転数は7,200rpm。ショックセンサーの内蔵により、衝撃や振動からデータを保護する。バッファサイズは64MB、ロード・アンロードサイクルは30万回。

L200 Laptop PC Hard Driveシリーズ

「L200 Laptop PC Hard Drive」シリーズは、ノートPC向けの2.5インチSATA HDD。500GB / 1TB / 2TBのモデルを用意する。カテゴリーカラーはレッド。本体の厚さはモデルごとに異なり、500GBモデルが7mm、1TBは厚さ7mmと9.5mm、2TBは9.5mmとなっている。

インタフェースはSATA 6Gbpsで、ディスク回転数は5,400rpm。バッファサイズは8MB / 128MB、ロード・アンロードサイクルが60万回。MTTFは60万時間となっている。

X300 Performance Hard Driveシリーズ

「X300 Performance Hard Drive」シリーズは、高性能PCやゲーミングPC向けの3.5インチSATA HDD。4TB / 5TB / 6TB / 8TB / 10TBを用意する大容量モデルとなっている。カテゴリーカラーはシルバー。

インタフェースはSATA 6Gbpsで、ディスク回転数は7,200rpm。ショックセンサーを搭載し、バッファサイズは128MB / 256MB、ロード・アンロードサイクルは60万回、MTTFは60万時間となっている。

N300 NAS Hard Driveシリーズ

「N300 NAS Hard Drive」シリーズは、NAS向けの3.5インチ SATA HDD。4TB / 6TB / 8TB / 10TBを用意する。カテゴリーカラーはゴールド。

インタフェースはSATA 6Gbpsで、ディスク回転数は7,200rpm。ショックセンサーと回転振動センサーを内蔵する。バッファサイズは128MB / 256MB、ロード・アンロードサイクルが30万回。24時間の稼働に対応し、MTTFは100万時間と高い耐久性を保持している。

V300 Video Streaming Hard Driveシリーズ

「V300 Video Streaming Hard Drive」シリーズは、ビデオストリーミング向けの3.5インチSATA HDD。500GB / 1TB / 2TB / 3TBのモデルを用意する。カテゴリーカラーはブルー。

インタフェースはSATA 6Gbpsで、ビデオレコーダー、セットトップボックス用途に向けて、ディスク回転数が5,700rpm / 5,940rpmと低く設定されている。ショックセンサーを内蔵し、バッファサイズは64MB。ロード・アンロードサイクルが30万回。24時間の稼働に対応する。

S300 Surveillance Hard Driveシリーズ

「S300 Surveillance Hard Drive」シリーズは、監視カメラ向けの3.5インチSATA HDD。4TB / 5TB / 6TB / 8TB / 10TBを用意する。カテゴリーカラーはグリーン。

インタフェースはSATA 6Gbpsで、32台 / 64台までのカメラ接続数をサポート。ディスク回転数は5,400rpm / 7,200rpmで、ショックセンサーと回転振動センサーを内蔵する。バッファサイズは128MB / 256MB。ロード・アンロードサイクルは60万回で、24時間の稼働に対応し、MTTFは100万時間。0度~70度までの温度変化にも耐えられる。