エフセキュアは4月17日、IoT&スマートホーム市場に向けたWi-Fiルータの新製品「F-Secure SENSE」を発表した。

  • 「F-Secure SENSE」の外観

    「F-Secure SENSE」の外観

新製品は、エンドポイントセキュリティ機能を搭載したWi-Fiルータで、PCやスマートフォンに加え、スマートスピーカーや冷蔵庫などのネットワーク家電、ゲーム機など、ハードウェアやOSを問わず、ホームネットワークに接続されたすべての機器をインターネットの脅威から保護するという。

新製品が解析するトラフィックは、同社のセキュリティ研究所が管理するセキュリティデータベース「F-Secureセキュリティクラウド」と連携し、レピュテーションや振る舞いに基づいて脅威がブロックされ、ファミリールールでデバイスごとの接続をコントロールすることを可能としている。

また、セキュリティソフトウェアもWi-Fiルータとセットで提供されるため、個別に購入する必要がなく、SENSEエージェントをスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスにインストールすれば、家の中だけでなく、外出先でもデバイスを安全に保つことができるという。

さらに、ネットワークの状態や脅威の検出結果はスマートフォンアプリから確認可能で、すべてのアラートや通知がアプリ上に表示される。

今後、販売パートナーの拡充により、国内のIoT&スマートホーム市場を積極的に開拓する計画としているが、すでにニフティが販売パートナーとなり、4月17日から提供を開始している。加えて、ノジマの家電量販店でも販売することが予定されている。

そのほか、CATV局向けコールセンターやホスティングサービス、各種ASPサービスを提供するサイバー・ネット・コミュニケーションズが新規パートナーとなり、全国のCATV局への販売を予定している。