日経BPコンサルティングは3月23日、ブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン 2018」の結果を発表した。同調査は、日本の市場で使用されている主なブランドについて、ブランド力とそれぞれの特徴を明らかにすることを目的に行われたもので、今回で18回目。調査期間は2017年11~12月、有効回答は約6万3,000人。

BtoB編では「トヨタ自動車」が7年連続首位

一般消費者が評価するコンシューマー市場(BtoC)編「総合力」ランキングでは、「Google」が89.4ポイント(偏差値)を獲得し7年ぶりの首位。2位は前年1位だった「スタジオジブリ」(86.8ポイント)、3位は前年同様「アマゾン」(83.5ポイント)となった。

  • ブランド・ジャパン 2018の「総合力」ランキング コンシューマー市場(BtoC編)

今回新たにトップ10入りしたのは、5位の「コカ・コーラ」「サントリー」(各80.4ポイント)、8位の「パナソニック」(80.1ポイント)、9位の「カルビー」(79.6ポイント)で、トップ10の4割が入れ替わった。なお、コカ・コーラは調査開始以来、初のトップ10入りとなる。

BtoC編で最もブランド力が上昇したのは「無添くら寿司」で、前年155位(60.0ポイント)から31位(72.4ポイント)にジャンプアップした。同社は「糖質オフシリーズ」や「シャリ野菜」などの独創的なメニューがSNS上でも話題を集めた。

有職者が評価するビジネス市場(BtoB)編「総合力」ランキングでは、「トヨタ自動車」が90.7ポイントで7年連続の首位を獲得。2位は前年15位だった「任天堂」(86.6ポイント)、3位は前年圏外だった「ディズニー」(85.0ポイント)と続いた。

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