「モブサイコ100 REIGEN ~知られざる奇跡の霊能力者~」の様子。左から入野自由、大塚明夫、伊藤節生、櫻井孝宏、松岡禎丞。

ONE原作によるテレビアニメ「モブサイコ100」のイベント「モブサイコ100 REIGEN ~知られざる奇跡の霊能力者~」が、去る3月18日に千葉・舞浜アンフィシアターにて開催された。

イベントには影山茂夫役の伊藤節生、霊幻新隆役の櫻井孝宏、エクボ役の大塚明夫、影山律役の入野自由、花沢輝気役の松岡禎丞、オープニング楽曲を担当するMOB CHOIR、立川譲監督が登壇。まず暗転したステージに現れた伊藤が「師匠から伝言をあずかってきました」と、霊幻からの言葉が書かれた手紙を読み上げると、特別編アニメの上映がスタートする。あらすじは霊幻がいつもの思いつきで自伝を出版しようと目論むことから始まる、テレビアニメの再編集に新作パートをミックスしたオリジナル“捏造”ストーリー。霊幻の破天荒な捏造ぶりに観客が笑っていると、映像のラストでアニメ第2期の制作決定が発表される。会場が大きく湧く中ステージにキャストが登場し、伊藤が「僕からは一言、皆さま、お待たせしました!」と呼びかけた。

そして始まったトークコーナーでは、数字から導き出される「モブサイコ100」のエピソードを話すことに。立川監督も登場し、登壇者たちは数字の書かれたボールを箱の中から引いていく。そこで入野が引いたのは“27”という数字。すると会場にはハッピーバースデーの曲が流れ始める。これは3月18日が伊藤の27歳の誕生日ということから行われたサプライズで、来場者も一体となってバースデーソングを大合唱。入野は「兄さん、おめでとう!」と声をかけ、会場には茂夫の顔をかたどったケーキが運び込まれる。伊藤にケーキを食べさせてあげることになった櫻井は、「どこを切るのが正解なの!?」と戸惑いながら、頬のエクボあたりをすくい取って見事食べさせることに成功。伊藤は27歳の抱負を聞かれ、「いつまでも子供の気持ちを忘れずにがんばっていこうと思います!」と意気込んだ。

続いて「モブサイコQ&A」のコーナーでは、事前に会場に配布されたアンケート用紙の集計結果を発表。「あなたが入るなら?」という質問では、「1.肉体改造部」「2.霊とか相談所」「3.(笑)」「4.黒酢中学校」「5.生徒会」という回答が用意される。結果は「2.霊とか相談所」と答えた人が全体の56%を占め、ほかの回答と大きな差が。大人気の霊幻に、櫻井は「マッサージ屋と間違われているんじゃないですか?」と半信半疑の様子。大塚は会場に「櫻井にマッサージしてほしい?」と呼びかけ、会場も拍手で応えた。また「あなたは誰タイプ?」という質問では、茂夫と律が同率1位という結果に。律役の入野は「律の『自分はもっとできるはずなのに』って劣等感を感じるところに共感してくれたかもしれないですね」と分析する。松岡は自分のことを「表面上はモブです」と言うが、大塚に「中身はエクボだろ?」と聞かれ、「はい!」と即答し笑いを誘った。

「モブサイコQ&A」が終了し、立川監督からは「2期は捏造じゃなく作ってますので、楽しみに待っててください!」という言葉が。全員が1度壇上から降り、MOB CHOIRによる「99」が披露される。再びキャスト陣が登壇し、伊藤は「僕がモブサイコ100と言ったら、指でVサインを作って2期の『2(ツー)』と叫んでください!」とリクエスト。最後に全員で「ツー!!」と叫び、イベントは幕を閉じた。

「モブサイコ100」は自己表現が下手な超能力少年・影山茂夫、通称モブを主人公に描く青春グラフィティ。原作マンガは昨年12月に完結し、単行本は15巻まで刊行されている。テレビアニメ第1期は2016年に放送され、今年に入ってからは舞台版とドラマ版も展開された。なお本日3月21日から、アニメ「モブサイコ100 REIGEN ~知られざる奇跡の霊能力者~<イベント限定版>」Blu-ray / DVDの追加受注もスタート。詳細はアニメの公式サイトで確認を。

(c)ONE・小学館/「モブサイコ 100」製作委員会