「名探偵コナン ゼロの執行人」公開アフレコイベントの様子。左から上戸彩、江戸川コナン、博多大吉。

青山剛昌原作による劇場アニメ「名探偵コナン ゼロの執行人」の公開アフレコイベントが、本日3月20日に東京都内のスタジオで行われ、ゲスト声優の上戸彩と博多大吉が出席した。

4月13日より全国公開される「名探偵コナン ゼロの執行人」は、大規模な爆破事件を発端に、毛利小五郎の逮捕を巡ってコナンと公安警察が衝突するストーリー。容疑者となった小五郎を担当する弁護士・橘境子役を上戸が、かつて境子が所属していた弁護士事務所で裁判官を目指していた司法修習生・羽場二三一役を大吉が演じる。

イベントで司会を務めた大吉は「春から朝の顔を務めるということもありまして。少しでも司会の練習がしたいという要望が通った次第であります」と挨拶。そんな大吉の呼びかけで、コナンと一緒に登場した上戸は、12年ぶりにゲスト声優を務めることについて「プレッシャーよりもうれしかったです。12年前は上戸彩役で出させてもらったんですけど、記憶がまったくなくて(笑)。なので今回は境子を精一杯やらせて頂きました。公開アフレコ、噛まないように気をつけます」と笑顔を見せた。

公開アフレコで上戸は、専門用語が多く難易度が高いセリフに挑戦。「噛まないように気を付けます」とはにかみながらも「警視庁、警察庁、検察庁には、それぞれの公安部があるの」「警察は捜査した結果を検察に送るけど、検察はそれを受けて改めて事件を調べるのね」といった説明ゼリフをしっかりと読み上げる。上戸の様子を見ていた大吉から「結構な長ゼリフでしたね」と投げかけられると、上戸は「ややこしやなんですよね……」と苦労を伺わせた。

普段は大きな声を出すことがほとんどないと語る大吉は、「けっこう怒鳴る役なんだよな……」と不安げな表情を浮かべながらもアフレコに挑み、本番では「私から裁判官の使命を!! 使命を奪うなど!! 許せません!!」と、力強く叫ぶ演技を披露する。上戸から「二三一さん素敵です。声がピッタリでした」と称賛されると、大吉は「いろいろ音声を加工していただいて、最終的にはボーカロイドの声になってると思いますけど」と照れ笑いをした。

ここで2人のアフレコの様子を見ていたコナンから大吉に、「今回の映画のポイントは、安室透のトリプルフェイスなんだ! 大吉さんもせっかくだから、イベントMC、声優、もう1つチャレンジしてトリプルフェイスになろうよ!」という無茶ぶりが。そこに上戸が「じゃあ、歌ってみますか?(笑)」と乗っかり、大吉は福山雅治が担当する本作の主題歌「零 -ZERO-」を歌うことに。大吉は「シラフで? こんな天井高いところで? “日本で1番歌が下手な芸人”の称号をいただいた男ですよ?」と戸惑いながらも「皆さんの気が済むならなんでもやりますよ」と気持ちを切り替え、一生懸命にサビの部分を歌い切る。歌唱後「これ、どこに需要があるんですか……」と苦笑いを苦笑いを浮かべる大吉を、コナンは「大吉さん、今度一緒に練習しようね」と明るく励ましていた。

最後に、本作について大吉が「つたないアフレコだったと思いますけども、本番は最新技術もありますしマシになっていると思います(笑)。映画は皆さんの度肝を抜くような作品に仕上がっています。ぜひアニメの迫力と音楽のすごさを劇場でお楽しみください」とアピール。そして上戸が「コナンが始まったときから父とお兄ちゃんと観てました。そのときよりもスケールが大きくなっていますし、観てスカッとする終わり方になっています。私たちの声も楽しみにしてください!」と述べ、イベントを締めくくった。「名探偵コナン ゼロの執行人」は、4月13日より全国ロードショー。

映画「名探偵コナン ゼロの執行人」

2018年4月13日より全国東宝系にてロードショー
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:立川譲 
脚本:櫻井武晴 
音楽:大野克夫
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹 ほか
配給:東宝 
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント

(c)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会