4月20日公開の映画『いぬやしき』の新宿プレミアムイベントが11日、東京・新宿 歌舞伎町のシネシティ広場で行われ、主演の木梨憲武をはじめ、佐藤健、本郷奏多、二階堂ふみ、三吉彩花、佐藤信介監督が出席した。

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    左から三吉彩花、本郷奏多、木梨憲武、佐藤健、二階堂ふみ、佐藤信介監督

累計発行部数2,000万部を突破した人気漫画『GANTZ』の原作者・奥浩哉が新たな世界観を描いて大反響を呼んでいる大ヒット漫画『いぬやしき』を、佐藤信介監督の手によって実写映画化された本作。人を超越する力を手に入れた冴えない初老の犬屋敷壱郎と、犬屋敷と同じ力を手に入れた高校生・獅子神皓の対決を描く。主人公の犬屋敷は、16年ぶりの映画主演となった木梨憲武、その木梨と対峙する獅子神皓役の佐藤健が初めての悪役を熱演している。

本作の舞台となった新宿でのイベントに、主演の木梨らが勢揃い。原作を知らなかったという木梨は「自分の子どもたちが『えっ? 嘘でしょ? パパ「いぬやしき」やるの?』ということで、そこからスタートして漫画に引き込まれ、犬屋敷さんをこの年代でやれて良かったと思っています。全国のジジイ選抜に選ばれたような気持ちで今回取り組みました」とやり切った様子。そんな木梨に対して佐藤は「ものすごくナチュラルでビックリしました。お笑いの要素を出してこられるのかと思ったら一切なく、何十年も俳優をしていますという方の佇まいですごかったですね。モーガン・フリーマンだと思いました」と絶賛。佐藤監督も「本当に色んな名優に見えて、ある時はモーガン・フリーマン、ある時は北島三郎さんと色んな方に見えました。老けた役で実際の木梨さんは老けていませんが、老け役が渋くて、この作品ではずっと役者をやられている感じでしたね」と褒め称えていた。

木梨扮する犬屋敷と対峙する佐藤は、オファーされる前から原作の大ファンだったという。「獅子神皓というキャラクターに魅力を感じていたんですが、年齢が高校生だったので、実写化を仮にされても自分ではないだろうなと。お話をいただいた時に『本当で僕で良いんですか?』と聞きました。実際に28歳なものですから、獅子神はロボットになって一気に悟って10年老けたんです。そういう解釈で見ていただけたらうれしいですね(笑)」と苦笑い。そんな佐藤について同級生役の二階堂は「やっぱり高校生に見えましたよ。よーいスタートとなると役者さんはすごいですよね。素晴らしかったです」と称賛し、佐藤から「ありがとうございます。二階堂さんも高校生ですからね。制服はお似合いでした」と皮肉られるも「健先輩よりはyoungerなので、いけるところがありました。自信をもって行こうと思います」と胸を張った。映画『いぬやしき』は、4月20日より全国公開。

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