説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneに「Apple IDパスワードを入力してください」と警告されました!?』という質問に答えます。

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「"設定"でApple IDパスワードを入力してください」という通知を受け取った、ということでしょうか? それはAppleからの通知で、Apple IDが必要なオンラインサービスにサインイン(ログイン)し直さなければならないことを意味します。

この通知が現れる原因は、多くの場合Apple側にあります。どのような問題が発生したのか具体的に明かされることはありませんが、なんらかの原因でセッション(この場合Appleのサービスとやり取り可能な状態)が中断されたため、ユーザ側にセッション再開のためのサインインを要求しているのです。

このメッセージが現れたときは、Apple IDが必要なサービスになんらかの障害が発生している可能性大です。クラウド側で障害が発生しているのですから、ユーザ側で取るべき対策はありません。通知の指示どおり『設定』アプリのApple IDを入力する箇所(iCloudやApp Store/iTunes Storeなど)にパスワードを入力し直しても、再び「Apple IDパスワードを入力してください」と通知される可能性すらあります。障害が原因の場合、しばらくすると復旧するので、なにもせず放置すればいずれ通知が表示されなくなるはずです。

通知が突然現れるまでまったく問題なく利用できていて、Appleのサービスに障害が発生している様子もないという場合、iPhoneの再起動で問題が解決することがあります。パスワードを入力しても通知が繰り返し現れる、という場合は再起動を試してみましょう。

  • この通知が突然現れても、あわてる必要はありません