「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~箱根学園王者復格(ザ・キングダム)~」ゲネプロの様子。

渡辺航「弱虫ペダル」を原作とした「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~箱根学園王者復格(ザ・キングダム)~」が、本日3月2日に開幕。これに先がけ、昨日3月1日にゲネプロと囲み取材が行われた。

「新インターハイ篇~箱根学園王者復格(ザ・キングダム)~」では、2年生になった主人公・小野田坂道ら総北高校の新世代によるインターハイのレース2日目の様子が描かれる。1日目の戦いで葦木場拓斗らの活躍によりすべてのゼッケンを獲得し、王者奪還を狙う箱根学園。そんな箱学に敗れた総北は挑戦者として戦うことを決意し、2日目に挑む。疲労のために後方へと沈んでしまった1年・鏑木一差のため、3年の青八木一が助けに向かったり、単独で先頭を目指す坂道を箱学の新開悠人が追撃したり、箱学の主将で筋肉に絶対の自信を持つスプリンター・泉田に、底知れぬ実力を持つ京都伏見の1年・岸神小毬が食らいたりと、息もつかせぬ熱い戦いが次々に展開されていく。

ゲネプロ前の囲み取材には、小野田坂道役の醍醐虎汰朗、今泉俊輔役の猪野広樹、鳴子章吉役の百瀬朔、泉田塔一郎役の河原田巧也、新開悠人役の飯山裕太が登壇した。本作より新キャストとして参加した今泉役の猪野が「お邪魔してます(笑)」と語ると、鳴子役の百瀬、泉田役の河原田からさっそくツッコミが入り、すでに息の合った様子を見せる。猪野はペダステのメンバーについて「チームワークがすごい。今までいろいろな舞台をやってきましたけど、こんなに個々の話し合いが密に行われて、能動的に動いている現場はなかなかないと思う。このチームワークがあるから長く続けてきたのかなと」と述べる。また自身の見どころについては「今泉の葛藤や、彼の采配で勝負が決まるっていう内面の部分も注目していただけたら」と続けた。

初参加となった猪野について、醍醐は「すごく優しくて。初参加なのにすぐに溶け込んで、最初から総北チームの一員として機能していました」と語るも、猪野から「それは知ってる。もっと別のことちょうだいよ」とねだられ「猪野くんはカッコいいなと(笑)」と苦笑いを浮かべた。そんな醍醐は、本公演について「いつにも増して漕ぐ量が多くて。ペダルならではの熱量の多さに注目していただけたら」とアピール。さらに、今回の舞台のチラシを見て、自分は出演しないのではないかと思ったと笑いながら話した百瀬は「箱学が活躍する話でもありますが、負けた状態から始まった総北の葛藤なども観てもらえたらうれしいです」と語った。

チラシに大きく登場している泉田役の河原田は「1年目のインターハイを振り返るシーンが多いなと感じていて」とコメント。また箱学メンバーについては「みんなが自分をキャプテンとして立たせてくれていると感じます。兼ちゃん(兼崎健太郎)が『やりたいようにやっていいんだよ』って言ってくれて。チームバランスもよく、稽古の序盤からまとまってたよね」と振り返る。すると同じチームメイトである悠人役の飯山は「変わらない箱学らしさが観られると思う。真波役の(杉山)真宏くんは初めてのことにも挑戦していて、新しい風が入ってきて、箱学の強さが増したなと感じます」と、新キャストの杉山について触れた。

最後には醍醐が、「とても熱い舞台に仕上がったんじゃないかなと思います。今回は各キャラ毎に決め技のようなシーンもあるので、是非それを観てほしいなと思います」と語り、囲み取材を締めくくった。「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~箱根学園王者復格(ザ・キングダム)~」は、本日3月2日から11日まで東京・東京芸術劇場にて、3月16日から18日まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて上演される。

舞台「弱虫ペダル」新インターハイ篇~箱根学園王者復格(ザ・キングダム)~

東京公演

日程:2018年3月2日(金)~11日(日)
会場:東京芸術劇場

神戸公演

日時:2018年3月16日(金)~18日(日)
会場:新神戸オリエンタル劇場

スタッフ

原作:渡辺航「弱虫ペダル」(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載)
演出・脚本:西田シャトナー
音楽:manzo

キャスト

総北高校

小野田坂道:醍醐虎汰朗
今泉俊輔:猪野広樹
鳴子章吉:百瀬朔
手嶋純太:鯨井康介
青八木一:八島諒
鏑木一差:原嶋元久
古賀公貴:本川翔太

箱根学園

泉田塔一郎:河原田巧也
葦木場拓斗:富永勇也
黒田雪成:伊藤澄也
真波山岳:杉山真宏
銅橋正清:兼崎健太郎
新開悠人:飯山裕太

京都伏見高校

御堂筋翔:林野健志
水田信行:桝井賢斗
岸神小鞠:天羽尚吾
山口紀之:一瀬悠

パズルライダー

監督:一瀬悠、河野智平、伊藤玄紀、長瀬真夏

(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会 (c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、トムス・エンタテインメント