俳優の唐沢寿明が、TBSで4月2日に放送される『ドラマ特別企画「がん消滅の罠」』(20:00~23:07)で主演を務め、12年ぶりに医師役を演じることがこのほど、明らかになった。

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    左から及川光博、唐沢寿明、渡部篤郎

第15回「このミステリーがすごい!」大賞(宝島社)を受賞した岩木一麻氏の小説『がん消滅の罠~完全寛解の謎』をドラマ化。最高峰のがん治療を提供する病院の医師である主人公は、ある日手の施しようのない末期がん患者を担当することに。しかし、その患者が生命保険金の生前給付を受け取った直後、がんが「完全寛解」した。しかも連続して。主人公は、高校時代からの友であり同じ病院に勤務する変わり者の研究医と、生命保険会社に勤める切れ者の親友と共に、自らの担当患者が完全寛解した謎に挑む。

主人公・夏目典明役で12年ぶりの医師役を演じる唐沢寿明は「連続ドラマ作品での医者役は3度目になりますが、今回演じる夏目典明は、スーパードクターではなく“普通”の医者」とコメント。「見どころは『なぜ、がんは消滅したのか』というところ。原作を読んだ本職の医者でも翻弄されてしまったというくらいの『謎』を解明していく過程は、この作品の一番の肝になっていると思います」と説明し、「本当にストーリーが面白いので、役に身を任せて演じようと思っています」と語る。

夏目と高校時代からの同級生で、夏目と同じく日本がんセンターで研究医として働く羽島悠馬役には渡部篤郎。羽島は思いもよらぬ角度から医療の謎に切り込む視点を持つ天才肌の男だ。そして、同じく夏目・羽島と高校時代からの同級生で、保険会社に勤務する森川雄一役を及川光博が務める。

また、夏目の妻でフリーの雑誌記者・夏目紗季役に麻生久美子、患者として夏目の診察を受ける患者・榊原一成役に吉田鋼太郎、がん寛解の謎に何らかの関連を持つ、湾岸医療センターの医師・宇垣玲奈役にりょう、そして、夏目の学生時代の担当教授であり、最も尊敬する医師だったが、一人娘をがんで亡くしたことをきっかけに20年間消息不明となっていた医師・西條征士郎役を北大路欣也が演じる。

■唐沢寿明コメント
連続ドラマ作品での医者役は3度目になりますが、今回演じる夏目典明は、スーパードクターではなく“普通”の医者。原作では、いろんなことに巻き込まれ、翻弄されてしまう、どこか主人公っぽくない役どころでした。今回ドラマでは、原作の世界観は生かしながらも、よりドラマチックな脚本になっています。渡部篤郎さんとは今回が初共演。演技の現場でご一緒するのは初めてですので、非常に楽しみにしています。見どころは「なぜ、がんは消滅したのか」というところ。原作を読んだ本職の医者でも翻弄されてしまったというくらいの「謎」を解明していく過程は、この作品の一番の肝になっていると思います。医療が進化し、がんが治せる時代になった今、このリアルとフィクションの狭間のような作品は、僕が一視聴者であっても非常に興味深いテーマです。本当にストーリーが面白いので、役に身を任せて演じようと思っています。

■渡部篤郎コメント
重厚感のある原作の、ドラマ化を見てくださる方々に楽しんで頂くよう、スタッフ、キャストで繊細に作っています。主演の唐沢さんは数多くの名作を作りあげた方です。ご一緒させて頂くのは初めてですが、最高のエンターテインメントになるよう導いてくれます。素晴らしい原作、キャスト、スタッフに恵まれて、心より感謝しています。

■及川光博コメント
僕が演じる森川雄一は、とある事案から唐沢さん演じる夏目の保険金詐欺への加担を疑い始めるという役どころ。夏目の同級生で親友でもあります。僕と唐沢さんが同級生に見えるかどうかはさておき(笑)、日頃からプライベートで食事をご一緒する仲なので、その距離感を演技に活かせればと思います。渡部さんとの共演も久しぶり。3人の関係性が楽しみですね。先輩方の胸を借りて多くを学びたいと思います。

■プロデューサー・倉貫健二郎コメント
「がんが治る」と聞けばどう思いますか?この原作は、日本人の2人に1人が罹るがんを題材にし、末期がんの患者たちが次々に謎の完全寛解(完治)をしていくという驚愕の展開で幕を開けます。最新のがん治療を背景にした全く先の読めない展開は、圧倒的な面白さで読者に迫って来ます。この傑作医療ミステリーを、最高のキャストと最高のスタッフで映像化できることがうれしくてなりません。春の放送を楽しみにお待ちください!

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(C)TBS