タレントの岡田結実がこのほど、都内のスタジオで、初ドラマにして初主演を務めるテレビ朝日系スペシャルドラマ『静おばあちゃんにおまかせ』(全2話・3月放送)の取材に応じ、女優業への抱負を語った。

岡田結実

岡田結実

ミステリー作家・中山七里氏の同名小説を初映像化する今作は、正義感120%ながらまだまだ半人前の法学生・高遠寺円(岡田)と捜査一課の刑事・葛城公彦(要潤)がバディを組み、元裁判官である円の祖母・静(草笛光子)の援護を受けながら、事件の謎を解いていくというストーリーだ。

撮影では「葛城さんと一緒に」と役名で言うべきところを、「要さんと一緒に」と言ってしまうNGも。この件について報道陣からツッコまれると、「普段は『要さん』と言い間違えることはないんですけど、今日は(記者の)皆さんもいらっしゃって緊張しちゃって」と反省しきりの様子。撮影初日にも緊張のあまり、「NGを出しまくってしまった」というが、「スタッフさんやキャストの皆さんが優しくて徐々に溶け込んでいったという感じですね。だからすごい楽しいです」と現場の雰囲気を明かした。

その言葉どおり、撮影の合間には要と楽しげに話をしていた岡田。「『あそこはこうするといいよ』と教えてくださったり、ミステリーにちなんでクイズ出し合ったりしてますね」という。さらに緊張した際にはひたすらいろんな人に話しかけるようで、「カメラマンさんや照明さんが作業してるときに話しかけて邪魔しちゃってるんですけど(笑)、それで本当に緊張がほぐされますし、皆さん優しいので甘えちゃってます」と苦笑いも。

今回がドラマ初出演・初出演となる岡田は、演技の参考にしている役者を問われると、濱田岳と満島ひかりの名前を挙げる。特に濱田は、演技を好きになり女優業を強くやりたいと思ったきっかけとなった人物らしく、「ちょっと分からないなと思ったときは濱田さんが出演してた作品を見るようにしてますね」と明かした。

現在はバラエティ番組でも活躍中の彼女だが、「演技をやってるとバラエティの楽しさも分かって、両方味わってる感じがします。今後も両方続けていきたいと考えているので、目標は笑いもとれる女優さんになりたいと思ってます」と女優業への抱負を笑顔で語った。

しかし、バラエティの先輩である、父でお笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右にはまだ、今回のドラマ主演について報告をしていないとのこと。とはいえ、「でも知ってると思います。父には違うことで話したときに『健康を大事にまわりの人に感謝を忘れずに』という言葉をいただきました」という。また、俳優の兄・隆之介には読み合わせをしてもらったといい、「お前は緊張すると固くなるし、顔に出るからリラックスしてやれ」とアドバイスをもらったそうだ。

ドラマの見どころは「『正義とはなにか』と語りかけられるシーンがあります。自分もはっとする部分もあって、正義って難しく考えてたけど、元をたどればこれなんだと気づけました。自分の心とドラマとを混ぜ合わせながら見てほしいです。キャストの方も豪華でクスッと笑えるシーンもあるので、そこも楽しんでほしいです」とし、「絶対に後悔させないようにという意気込みで作ってきたので、ぜひ見ていただきたいと思います!」とアピールした。

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  • 左から岡田結実、要潤
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  • 左から岡田結実、要潤
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