楽天は2月21日、同社のMVNO事業「楽天モバイル」の直営店「楽天モバイル仙台駅前店」をリニューアルオープンした。同店は米国のビーズソファー「Yogibo」(ヨギボー)とのコラボ店舗となる。従来のキャリアや他のMVNOと違った、楽天ならではの店舗戦略とはどのようなものだろうか。

  • オープンした仙台駅前店。もともと仙台駅前店は、2017年に閉店したさくら野百貨店のテナントとして展開。新店舗は当時の場所とは道を挟んでちょうど反対側にあたる場所に、約9カ月ぶりに復活

見て、触れて、買って帰れる体験型ショップ

「楽天モバイル仙台駅前店」は、仙台駅西口からすぐの複合商業施設「EDEN」の1階に開店した。新店舗では通常通り楽天モバイルの契約が行えるが、店舗の奥半分が人気のビーズクッション「Yogibo」の展示スペースになっているのが特徴的。店内のスタッフにお願いすれば、実際にYogiboの各製品の座り心地を体験することもできる。携帯電話の契約では、事務処理の待ち時間が発生しがちだが、その待ち時間を体験の機会としてもらうわけだ。

  • 店の入って奥側がYogiboのスペースとなっている。店舗としてのデザインなどは統一感がありながら、完全にYogiboの世界観になっている。契約中の待ちスペースとして、あるいはキッズスペースとしても機能するとのこと

さらに、Yogiboが気に入った人は、そのまま店内のタブレットを通じて楽天市場のYogiboショップから購入することもできる。仙台駅前店では、店に訪れた人には500円ぶん、楽天モバイルと契約した人には3000円ぶんの割引クーポン(併用は不可)をプレゼントしているので、これを利用すればお得に購入できる仕組みだ。

  • 気に入った場合は、店内のタブレットから即購入して、自宅にYogiboが届くシステム。楽天の会員になっていない場合は、スマホの契約と同時に楽天会員になれる

  • 開店セレモニーには元モーニング娘。メンバーで女優の高橋愛さんや、東北楽天イーグルスのマスコットキャラクターであるくんも訪れた