バンダイは2月2日、東京・港区のバンダイナムコ未来研究所にて「アイカツフレンズ!プロジェクト発表会 ~つながるバトン ~」を開催し、『アイカツ!』新シリーズについての発表を行った。

  • 「アイカツフレンズ!プロジェクト発表会 ~つながるバトン ~」

『アイカツ!』は、2012年10月にスタートし、データカードダスやTVアニメ、玩具、アパレルなどクロスメディア展開を行っている人気シリーズ。3作目となる『アイカツフレンズ!』では、「友達と一緒にアイカツ!」をコンセプトに、シリーズ初となる「ふたりのアイドルがユニットを組み、トップアイドルを目指すストーリー」が展開される。

発表会では、4月より放送を開始するTVアニメ『アイカツフレンズ!』の監督・五十嵐達也氏をはじめ、バンダイナムコピクチャーズ プロデューサー・伊藤貴憲氏、バンダイ データカードダス プロデューサー・辻正喜氏が登壇。

さらにTVアニメ『アイカツフレンズ!』で主人公を務める友希あいね役の松永あかねと湊みお役の木戸衣吹が登場。そして、蝶乃舞花役の美山加恋、日向エマ役の二ノ宮ゆい、神城カレン役の田所あずさ、明日香ミライ役の大橋彩香も応援に駆けつけ、来場者を盛り上げた。

最初に流れたのは『アイカツ!』シリーズのバトンタッチPV。いちごからあかりへ、あかりからゆめへ、そしていちご・あかり・ゆめからあいね・みおへとメッセージをつなぐシーンが流れると、伊藤氏は「これまで『アイカツ!』シリーズはタイトルを変えて、繋がってきました。本作『アイカツフレンズ!』でもこれまで大切にしてきたテーマ、繋いでいくべきメッセージをバトンとして繋いでいこうと製作しました。『アイカツフレンズ!』では、友達・友情といったものを伝えていくため、シリーズとしては初めてとなるダブル主人公という設定にしました。時には励ましあったり、時には喧嘩したり、すごく楽しいドラマが描けるかと思います」と作品への思いを吐露した。

2017年に開催された「次世代声優☆ミラクルオーディション」でグランプリに選ばれ、『アイカツフレンズ!』の主役としてデビューすることになった松永。イベント出演が初ということもあり緊張した面持ちで「オーディションの時点では、新シリーズの主人公を演じることは知らなかったので、主役と聞かされた時は驚きました」と当時を振り返った。

また、すでにPV動画のアフレコなどで松永と共演した木戸は「凄く初々しくて、キラキラしていて、あいねちゃんにピッタリだなと思いました」と松永の印象を笑顔でコメント。イベント中にはコメントに詰まった松永を木戸がフォローするなど、すでに劇中でのあいねとみおのようなお互いを助け合う関係を気づいている様子。

さらに、イベントでは『アイカツフレンズ!』からは声優と歌唱担当が同じになるという発表も。伊藤氏は「シリーズ初の試みとなりますが、今までと違うやり方でキャラクターの曲をより強く、違った形で演出していけるのではないでしょうか。その分、声優の皆さんには苦労かけるんじゃないかと思います。歌にダンスにお芝居にと、まさにアイドル活動ですね」と作品をアピールした。

「次世代声優☆ミラクルオーディション」で特別賞を受賞した二ノ宮は「オーディションではグランプリに選ばず悔しい思いをしましたが、日向エマちゃんというアイドルに出会うことができて、今は本当に幸せです。オーディションの時に感じたことなどを『アイカツフレンズ!』でのパフォーマンスを通じて皆さんに感動を伝えられたらと思っています」と素直な気持ちを述べる。美山は「子どもの成長に寄り添える素敵な作品に参加できて凄くうれしいです。小学校2・3年の時に『アイカツ!』のようなカードゲームが大好きだったので、これからは子どもから大きなおじさんたちに楽しんでもらえるように頑張ります」と力を込めた。

そして、シリーズ当初から声優参加している田所と大橋。田所は「5年ほどずっと一緒にやっているので、その5年で培った掛け合いの雰囲気などを『アイカツフレンズ!』でも活かせるように2人で頑張りたいです」と大橋を見つめながら笑顔でコメント。また、大橋は「今回、カレンとミライはアイドル界のNo.1的な存在"ダイヤモンドフレンズ"なので、『アイカツフレンズ!』を見てくださるお友だちにも憧れてもらえるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

イベント後半には「データカードダス アイカツフレンズ!」の紹介や、カードを収納するバインダーをはじめ、スクールバッグなどアニメに登場するアイテムや衣装などの関連商品が発表された。そのほか、松永がカードダスの実機をプレイするコーナーもあり、来場者を沸かせていた。最後に松永は「あいねちゃんと同じでまだまだ何もできませんが、まずは収録やトレーニングをして皆さんに認めてもらえるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」と挨拶し、イベントは幕を閉じた。

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