経済産業省 資源エネルギー庁が2月7日に発表した石油価格調査(2月5日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週から横ばいの144.9円となり、7週ぶりに値上がりが止まった。

  • 直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

原油価格は上昇も、円高で相殺

石油情報センターは、「原油価格は上昇したものの、円高で上昇分が相殺され、原油の調達コストにほとんど変化はなかった。それを受けて元売りの卸価格が据え置きとなったことが小売価格に影響した」と分析。来週の価格動向については「原油価格が下落に転じたことと円高が続いていることから、小幅な値下がりを予想している」と話している。

都道府県別にみると、27都府県で値上がり、11県で横ばい、9道県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の152.4円(前週151.3円)、最も安かったのは埼玉県の140.4円(同140.5円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.1円高い155.7円と、20週連続の値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格は同0.1円高い122.9円と、同じく20週連続で値上がりした。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より5円高い1,583円と、こちらも20週連続で値上がりした。