リンナイは2月8日、世界5カ国を対象とした「共働き」に関する意識調査の結果を発表した。調査時期は2017年12月、調査エリアは日本(東京)・韓国(ソウル)・米国(ニューヨーク)・ドイツ・デンマーク、調査対象は30~49歳の共働きの既婚者、有効回答は500人(各国100人)。

家事協力度、点数の男女差が最も大きいのは日本

共働き夫婦の平日の時間配分を調べたところ、家事時間が最も短いのは「ドイツ」の1.73時間、最も長いのは「米国」の2.63時間だった。仕事時間は「日本」が9.19時間と最も長く、次いで「韓国」が8.72時間となり、アジアが上位を占めた。

  • 共働き夫婦の平日の時間配分

共働き夫婦の家事分担の実態をみると、世界5カ国平均で79.4%が「夫婦で家事を分担している」と回答。国別では、家事を分担している人が最も多い国は「米国」(93.0%)、家事を分担していない人が最も多い国は「日本」(56.0%)となった。

  • あなたは、配偶者(パートナー)と家事を分担していますか

配偶者(パートナー)の家事に対する協力度を100点満点評価で調査し、各国男女別で比較したところ、日本は男女の点数差が24.06点と最も大きいことが判明。一方、家事分担をしている人が多かった「米国」は男女差が一番小さく、わずか2.06点だった。

家事が好きな男性が最も多かったのは、「米国」で94.0%。次いで「デンマーク」が70.0%、「ドイツ」が68.0%、「日本」が46.0%、「韓国」が44.0%と続いた。また「韓国」(家事好き女性40.0%)、「米国」(同72.0%)、「ドイツ」(同58.0%)は女性より男性の方が家事好きな割合が高いことがわかった。