俳優の安田顕が映画『愛しのアイリーン』(2018年秋公開)主演を務めることが7日、わかった。

  • 吉田恵輔監督、安田顕、新井英樹

    左から吉田恵輔監督、安田顕、新井英樹

同作は新井英樹の伝説的コミックを実写化。1995年の連載開始から23年を経て、吉田恵輔監督により制作される。過疎化の進む農村で暮らす非モテ中年男性・宍戸岩男が、フィリピンで嫁を探して連れ帰ったことから、迫力の物語が動いていく。

吉田監督は「監督になる前から、絶対自分が映画化すると夢見ていた作品」と語り、「夢が現実になった」と喜ぶ。「プレッシャーなんかくそくらえ。俺は俺が観たい最高のアイリーンを形にするのだ」と意気込んだ。

原作の新井は「このご時世、この漫画に」と驚きながらも「大爆笑!!」とコメント。「行きてるとこんなことが起こるんですね。これは少なくともボクにとって幸せな奇跡です!」と感謝した。

安田顕コメント

夏撮影、フィリピン撮影、冬撮影と、長期間の撮影の経験は初めてだったのですが、きっと御覧いただいた方には「けっこうな大作だな」と思ってもらえるはずです。登場人物のすべてが愛おしくて、吉田監督のうわべだけじゃない愛のかたちがいっぱい溢れていて、俳優としてすごい経験をさせて頂きました。今はただ「この映画に参加できて本当に良かった」という気持ちがすべてです。