NTTドコモは1月12日、IoTソリューションの導入を検討する企業向けに、最長180日のLTEおよび3G通信が可能で5000円(税別)から利用可能な検証用のSIMカード「docomo IoTスターターSIM」を提供開始した。

新製品は、利用可能なデータ量に応じて150MBと1GBの2種類から選択できる、プリペイド型のデータ通信専用のSIMカード。プリペイド型のため、月々の費用やデータ量に応じた追加費用は発生せず、2年契約などの長期契約ではない最長180日の期間で、各種IoTソリューションを検証できるという。

利用時には、ユーザーが用意するモジュールなどのIoT機器に同製品を挿入することで、すぐに使用できる。180日の経過後またはデータ量の上限到達後は、通常の月次請求プランを契約することで、SIMカードを切り替えることなく機器の利用が継続でき、スムーズに本格導入に移行を可能としている。

同製品では、大規模なシステムの構築前に手軽に導入検証や効果測定が可能であり、LTEの高速通信を利用できるため、農業分野でのセンサー監視から、工場や防犯分野での映像監視のように大きな容量を必要とするソリューションまで、幅広い用途の検証に利用できるという。

なお、同製品はIoTソリューションの検証用のプリペイド型データ通信専用SIMカードであり、SMS/音声通話/国際ローミングは利用できない。提供機能は国内データ通信(LTE/3G)および「docomo IoT回線管理プラットフォーム」による回線管理機能。料金は、利用可能データ量が150MBの「PLAN150」が5000円(税別)、同1GBの「PLAN1000」が6000円(同)、いずれも利用可能期間は180日。

対象は法人名義であり、個人客は利用できない。対応端末は、ドコモユビキタスモジュール(UM-04KO)または各種メーカーブランドの通信モジュールであり、後者の動作確認はユーザー地震が実施する必要がある。また受付窓口は、全国のドコモ法人営業部門となる。