米Nianticは12月20日 (現地時間)、モバイルゲーム「Pokémon GO」のiOS版に「AR+」という新機能を追加することを発表した。iOS 11以上で動作するiPhone X、iPhone 8シリーズ、iPhone 7シリーズ、iPhone 6sシリーズ、iPhone SEで利用できる。

Pokémon GOには、ポケモンを捕まえる際に、ポケモンがトレーナーの目の前にいるように表示するARモードが用意されている。スマートフォンの背面カメラで撮影したトレーナー正面の風景にポケモンを重ねている。仕組みとしては合成映像であり、AR (拡張現実)というには非常に限られた機能で、ポケモンとの記念撮影によく用いられているが、ゲームの機能としてはスマートフォンのバッテリー消費を抑えるためにオフにしているプレーヤーが多い。

AR+はAppleの拡張現実プラットフォーム「ARKit」を利用しており、単に風景を撮影するのではなく、地面を検出して認識した空間にポケモンとトレーナーを配置する。そのためAR+では、ユーザーが歩み寄って画面の中のポケモンに近づいたり、回り込むというようなことができる。通りに立つカビゴンに向かって歩いて行くと、カビゴンがどんどん近づいてきて、やがて通せんぼされることになる。

  • リアルなAR+モード

    そこにポケモンがいるように近づける

AR+は、Pokémon GOのAR機能をゲームプレイの一部に組み込む。トレーナーがポケモンに近づくと、それをポケモンが察知するのだ。ポケモンが何かに気づくと「!」が現れ、マークが真っ赤になるとポケモンは逃げて出してしまう。気づかれないように、そっと近づいてうまく捕まえなければならない。それができたら”エキスパート”ボーナス (XPと「ほしのすな」)を獲得できる。

  • そっと近づいてキャッチ

    「!」が赤くなって、ポケモンが逃げしまわないようにそっと近づく

Nianticは「(AR+は) Pokémon GOのAR機能をより魅力的にするための第一歩であり、将来すべてのプレイヤーにとって、より楽しいAR体験を実現することができるでしょう」としている。GoogleもARCoreというARプラットフォームを用意しており、Android版でもAR+の実現が期待できる。