ライムライト・ネットワークスの日本法人であるライムライト・ネットワークス・ジャパンは12月15日、「DDoS Attack Interceptor」の新製品、新機能を発表した。同サービスは、セキュリティ要件の変更に対応して保護を提供する機能を加え、ネットワーク上の大容量スクラビングと、スケーラブルなWebインフラの保護手段を提供するという。

DDoS Attack Interceptorは、Webサイトのパフォーマンスに影響を及ぼす前に、最大規模の最も複雑なDDoS攻撃からも保護する包括的な多層防御ソリューション。また、悪意のあるトラフィックの検出やプロアクティブな通知といった複数の防御レイヤーを提供するほか、攻撃を受けている最中でも迅速な緩和(ミティゲーション)を行えるネットワーク上の大容量スクラビングが備えている。

DDoS攻撃の緩和機能を同社のプライベートネットワークインフラに統合することで、別のネットワークに転送したり配信のためにコンテンツ配信ネットワーク(CDN)に戻したりすることなく、複数のロケーションにおいて攻撃トラフィックの大容量のスクラビングを可能としている。

同社は、複数のDDoS攻撃の検知と防御のオプションを提供するため、顧客は適切な保護レベルを容易に選択でき、既存のDDoS Attack Interceptorサービスに加え、さらに「エントリーレベル」「プレミアムレベル」の2つのサービスを提供開始する。

エントリーレベルは、統合された監視を提供し、影響緩和単位の料金設定で、DDoS攻撃の頻度の監視と必要に応じた対処を求める組織、プレミアムレベルは無制限の影響緩和を提供し、固定料金で複数のDDoS攻撃影響緩和を確実に行いたい組織での利用を想定している。すべてのレベルに、CDNのエッジで迅速な検出を実現する複数の検出ロケーションと、24時間365日対応のセキュリティオペレーションセンターによる攻撃影響緩和が含まれる。

攻撃の頻度を監視したり、必要に応じて迅速に対処したりするDDoSソリューションでまだ保護されていない顧客が契約しやすいよう、ライムライト・ネットワークスのインシデント発生前のDDoS攻撃影響緩和による保護を契約する顧客を対象とし、期間限定で初回のDDoS攻撃影響緩和を無償で提供するという。